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松重豊 「劇映画 孤独のグルメ」当初は世界的映画監督にオファー「手紙書いて」も自ら監督した理由とは

スポニチアネックス / 2024年12月27日 17時15分

松重豊

 俳優の松重豊(61)が27日放送のTOKYO FM「JUMP UP MELODIES」(金曜後1・00)にゲスト出演。自身が監督、脚本、主演を務めた「劇映画 孤独のグルメ」(来年1月10日公開)の裏話を明かした。

 パーソナリティーの元放送作家・鈴木おさむ氏から「いやあ面白かったんですけど。これ元々映画の話は誰から出たんですか」と問われると、松重は「せっかく10年やってても、何も実りになってないなっていうところがあったんで、1回けじめというか、1回ちゃんとね、仕切りをちゃんとやろうかって言って、映画にしようって」と説明した。

 さらに「映画にするんだったら、凄い人が大ナタ振るわないと面白くないから、ポン・ジュノに頼もうみたいな」と、当初は映画「パラサイト 半地下の家族」(2019年)で知られる韓国の世界的映画監督にメガホンと取ってもらおうと考えていたとぶっちゃけた。

 「大ナタ中の大ナタ。韓国でも(『孤独のグルメ』は)人気があったんで。ポン・ジュノさんに手紙書いて。でも忙しいからダメだって」と松重。つながりはあったのかと聞かれると、「1回だけ映画に出たことあるんですよ。そのツテをたどって」と明かした。

 鈴木氏が「ポン・ジュノに『孤独のグルメ』の映画の監督をですか」と仰天すると、松重は「それはそれで面白いでしょ」と平然。鈴木氏が「めっちゃ面白い」と同調すると、松重は「それも面白いなと思ったんで。それぐらいナタ振るわないと日本の映画自体は面白くならないと思って」と振り返った。

 「で、テレ東さんにそのぐらいの覚悟はありますねって振っといて、ほんでダメだったってことだったんで」と結局は断わられたとしたものの、「あと日本の監督さんでもいろいろ考えたんですけど、日本の映画の中で、その枠の中で小さくまとまっちゃうなと思ったんで、じゃあ俺やろうかな、っていうところから始まった」と回顧した。

 鈴木氏は「じゃあもうその中で自分という選択肢を考えて」と話すと、松重は「とりあえず消去法で。この映画を公開されるまで命がけで守るっていうことを誰ができるかって思った時に、僕だったらとりあえず守りきれるかなっていうところがあったんで。いろんな人がいろんなこと言い出すと、どこに行くか分かんないような船なんで」との思いを語った。

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