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小芝風花 宮野真守のアドバイスを胸にアニメ声優初挑戦 さらなる飛躍誓う「もっと幅を広げていきたい」

スポニチアネックス / 2024年12月28日 7時17分

小芝風花

 【インタビュー】女優の小芝風花(27)が「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの最新作の長編アニメ映画「ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い」(12月27日公開、監督神山健治)で主人公・王女ヘラの声を担当している。アニメ声優は初挑戦。公私ともに親交のある声優・宮野真守(41)のアドバイスを胸に感情豊かに演じ切った。女優として進化を続ける小芝は、「色々なものに挑戦してもっともっと幅を広げていきたい」とさらなる飛躍を誓った。(望月 清香)

 今作は「ロード・オブ・ザ・リング」3部作の200年前の世界が舞台。王国を救うための壮絶な戦いを大迫力で描いたファンタジー超大作だ。オファーを受けた時の心境について「アニメの声優を演じさせていただけることがすごくうれしくて、すぐに“やりたいです!”と言いました。ただ世界中で愛されている作品なのでどんどんプレッシャーが大きくなりました」と語った。

 不安でいっぱいの小芝が相談したのが、アニメ「DEATH NOTE」の夜神月役など数々の人気作に出演している宮野。2人は日本テレビ「ぐるぐるナインティナイン」の人気企画「ゴチになります!」で共演した。「“マモさん!声優の仕事が決まったんですけど、どうしたらいいですか?”とご相談させていただきました。“アニメの表情だけだと芝居が小さくなりがちだけど、自分が思っているよりも大きくしていいと思う”とアドバイスいただきました」と明かした。

 小芝が演じた王女ヘラは王国の窮地に立ち向かう勇敢な女性。小芝は力強い張りのある声で演じた。さらに、葛藤や悲しみなどキャラクターの心の機微を丁寧にすくい取って声に乗せた。

 「ヘラは芯の強い女性なので、強めの芯の通った声を意識しました。強い部分だけじゃなくて、国を背負って戦うことになった不安や気持ちの揺れもを表現できたらいいなと思いながら演じました。凜々しい表情に引っ張られすぎずに感情豊かに演じたいと思えたのはマモさんのおかげです」と宮野に感謝した。「宮野さんに完成した映画を見てほしいですね」と声をかけると、「怖いですけど…見てほしいです!」と笑顔を浮かべた。

 15歳の時にフジテレビ「息もできない夏」(2012年)で女優デビューして12年。シリアスからコメディーまで演じ分ける演技力で大きな存在感を発揮している。今年だけでフジテレビ「大奥」、日本テレビ「GO HOME~警視庁身元不明人相談室~」と2本のドラマで主演。来年はNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」に出演する。

 20歳を超えたあたりから2度目、3度目の監督やプロデューサーと仕事をすることが増えたという。小芝は地道な努力が次の仕事につながったことを実感している。「作品に真摯に向き合ってチームみんなで一丸となって同じ方向を向けるように丁寧に頑張ってきた。そこで信頼関係が生まれて、“次こういう作品を作ろうよ”と広がっていった気がします。“もう一度お仕事をしたい”と思っていただけることがすごくうれしい。2度目ということは期待をしてお声かけしてくださったということだから、期待以上のものをお返したいという思いで自分自身が鼓舞される。それで化学反応が起きて楽しい作品が作れていっているのかな」としみじみ。真剣な眼差しには作品への真摯な姿勢と周囲への感謝がにじんだ。

 来年挑戦したいことを聞くと、「声のお仕事をさせていただいて色々な形のお芝居があると改めて感じました。ドラマや舞台、映画、声のお仕事…。色々なものに挑戦したいです」と意気込んだ。コツコツ積み重ねた努力で花開かせた大輪の花は、より一段と輝きを増しそうだ。

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