阪神 新助っ人・ヘルナンデス獲得「歴史ある甲子園でプレーできるのは楽しみ」 前川らとの左翼争い参戦

阪神と来季の選手契約を結んだラモン・ヘルナンデス（右）とジェセル夫人、ジェスラちゃん（球団提供）

　阪神は27日、来季の新外国人として、ドミニカ共和国出身のラモン・ヘルナンデス内野手（28）を獲得したと発表した。単年契約で年俸は推定30万ドル（約4700万円）、背番号は「95」。球団を通じて「日本でプレーする機会をいただき、感謝するとともに、非常にうれしい。歴史ある甲子園球場で、素晴らしいファンの皆さんの前でプレーできることを楽しみにしている」とコメントした。

　ヘルナンデスは今季メキシカンリーグで22本塁打を放った右の中距離砲。1メートル93、102キロの巨体にもかかわらず、一塁、三塁、左翼を複数ポジションをこなす。「私の能力を信じて契約をしてくれたタイガースに感謝し、優勝に向けてチームの勝利に貢献できるようにベストを尽くしたい」と意欲。来季は前川や井上、野口、井坪らと主に左翼を争うことになりそうだ。

　交渉に携わった嶌村聡球団本部長は「競争の激化、これは藤川監督も望むところ」と説明。V奪回へ、し烈な定位置争いを期待した。