【高校ラグビー】高鍋が逆転で花園通算30勝 2トライのWTB山下「OBの気持ちも…」

＜高鍋・札幌山の手＞前半、勝ち越しトライを決めた高鍋・山下（中央）（撮影・岸　良祐）

　◇全国高校ラグビー大会1回戦　高鍋31―5札幌山の手（2024年12月27日　花園ラグビー場）

　高鍋が逆転勝ちで花園通算30勝を達成。2トライの活躍で原動力になったWTB山下隆世（3年）は「記録は知らなかった。OBの気持ちも背中に置いてプレーしていきたい」と引き締まった表情で語った。

　札幌山の手対策としてチームでは「DFは内に寄りがち」とウイークポイントを見つけていた。5―5の山下の前半30分、後半2分のトライはいずれも外に振って決める戦略通りの得点だった。今季は4月から6月まで右膝半月板損傷のため離脱し、宮崎大会の初戦から復帰して大舞台で結果を出した。

　30日の2回戦はBシード、大分東明との九州対決だ。2月の新人戦では19―52で敗れるなど、現チームは2敗しているだけに山下は「リベンジしたい」と燃えていた。