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埼玉栄3年・斎藤 高校生初の三段目最下位格付け出しで初場所デビューへ「3年以内に関取に」

スポニチアネックス / 2024年12月28日 4時42分

伊勢ノ海部屋入門会見を行った埼玉栄の斎藤忠剛(右)と父の甲山親方(撮影・中村 和也)

 大相撲の伊勢ノ海部屋に入門した埼玉栄高3年の斎藤忠剛(17)が27日、都内の同部屋で会見し「最初から実力ある力士と当たるので気持ちの面でも気合は入っている。3年以内には関取に上がりたい」と語った。部屋付きの甲山親方(元幕内・大碇)の次男で兄は九州場所で新十両に昇進した若碇。一歩先を行く兄の勝負強さを尊敬し「小さい体で上に上がっていっているのでまねしていきたい」と話した。

 1メートル73、125キロで突き、押しが持ち味。高校1年時に全国高校選抜大会3位、今年は関東大会無差別級優勝や全国高校総体8強、10月の国民スポーツ大会で少年4位などの実績を残した。現行制度では高校生初の三段目最下位格付け出しで初場所(来年1月12日初日、両国国技館)デビューとなる。

 会見に同席した甲山親方は「負けん気が強く勝負強さもある。大相撲に向いている」と言った。斎藤は目標とする力士に高校の先輩でもある湊川親方(元大関・貴景勝)を挙げ「気合の入った気相撲を取りたい」と話した。

 ◇斎藤 忠剛(さいとう・ちゅうごう)2007年(平19)2月24日生まれ、東京都江戸川区出身の17歳。台東区小松竜道場で幼少の頃から相撲を始め、江戸川区立春江中3年時に全国都道府県中学生大会8強。埼玉栄高2年時に全日本体重別選手権ジュニア男子重量級(100キロ以上)3位、世界ジュニア選手権団体戦優勝、国体3位。父は甲山親方、兄は十両・若碇。

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