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【高校ラグビー】遠軽 意地の1トライ 主将の長男が負傷しながらプレー 石崎監督「初めて息子として…」

スポニチアネックス / 2024年12月28日 6時2分

<第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会 明和県央・遠軽>前半、トライを喜ぶ遠軽フィフティーン(撮影・岸 良祐)

 ◇全国高校ラグビー大会1回戦 遠軽7-75明和県央(2024年12月27日 花園ラグビー場)

 遠軽にとって9大会ぶりの白星は遠かったが、前半終了間際にプロップ上村寛大(2年)の1トライで意地を見せた。昨年は1回戦で城東(徳島)に0―45で敗れており、上村は「昨年は1トライもできなかったので、そこは成長。一丸でトライを取れた」と胸を張った。

 9月の北北海道大会決勝では旭川・空知合同チームと17―17で引き分け、両チーム優勝で抽選の結果、2大会連続の花園切符を手にした。聖地に立てなかった合同チームの分も…と、選手たちは全力でプレーした。

 石崎真悟監督の長男・比呂(3年)は主将としてチームをけん引した。前半に右足首を痛め「やりたいプレーができずに悔しい。(父には)感謝の気持ちを伝えたい」と涙。父の石崎監督はケガを心配し「(高校3年間で)最後だけは初めて息子として見てしまった」と、父子鷹の思いをにじませた。

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