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【高校ラグビー】近大和歌山、1年生WTB伊藤吏雄が2トライで初勝利に貢献 父は元近鉄の伊藤真一さん

スポニチアネックス / 2024年12月28日 11時55分

<近大和歌山・坂出第一>前半、先制トライを挙げた近大和歌山・伊藤は、ガッツポーズ(撮影・井垣 忠夫)

 ◇全国高校ラグビー大会1回戦 近大和歌山29ー7坂出第一(2024年12月28日 花園ラグビー場)

 4大会連続6回目の出場となる近大和歌山が29―7で坂出第一を下し、花園初白星を挙げた。

 1年生が勝利の原動力となった。前半9分、敵陣5メートル付近のスクラムから左に展開すると、ボールを受けたWTB伊藤吏雄(1年)が先制トライ。前半16分にも50メートル6秒7のスピードで左サイドのタッチ際を突破し、2人をかわして連続トライを決めた。

 「(全国)1勝に向けて1年間やってきたので。この舞台で思い切りやるしかないと思っていた」

 父は近鉄ライナーズ(現花園)でプレーしたWTB伊藤真一さん(43)。小学1年時に堺RSで競技を始め、中学ではラグビーを離れてバレーボール部に所属した。だが、元チームメートが楽しそうにラグビーをしている姿を見て、再びだ円級を追うことを決意。中学3年の終わりに堺RSに戻り、勉強も頑張ろうと近代和歌山に一般入試で進学した。

 見事に初戦を突破し、30日に2回戦を迎える。伊藤吏は「この大会で元日を迎えたい」と抱負を口にした。

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