【紅白リハ】THE ALFEE 41年ぶり紅白は「初出場も同然」「41年分の力でやりたいと思います」

＜紅白歌合戦リハーサル＞フォトセッションで笑顔を見せるTHE　ALFEE（撮影・藤山　由理）　

　大みそか「第75回NHK紅白歌合戦（後7・20）のリハーサルが28日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、ロックバンド「THE　ALFEE」が報道陣の取材に応じた。

　自分たちの音楽を体現してきた「THE　ALFEE」。今年8月にデビュー50周年を迎えた。初出場の83年から、史上最長ブランク41年間の時を経て紅白の舞台に帰ってくる。「星空のディスタンス」を披露し、年末の祭典を盛り上げる。

　高見沢俊彦は「初出場も同然。僕らも古希になりましたけど、新鮮な気持ちで、若い気持ちで歌います」と意気込んだ。

　桜井賢が「41年前は下っ端だったもんね。三波春夫さんとか村田英雄さん」と41年前に思いを馳せると、坂崎幸之助は「今は上の方」と時の流れを口にした。

　高見沢は「41年ぶりなんで、41年分の力でやりたいと思います。50周年ですから。50年もののバンドの姿を」と気合いたっぷりに語った。気になるのはステージ演出。高見沢は「星空のディスタンスのようなステージです。すごかったです。さすがNHK。驚くかな。あまりにもすごい感じなので」と自信げにアピールした。

　デビュー50周年を迎えても変わらぬ仲の良さでファンを魅了する3人。高見沢が坂崎に対して、「こいつが70になったんです」とチクリと口にすると、坂崎は「こいつもです」と応戦。高見沢は「こんな小さい70って」と坂崎をいじると、坂崎は「地毛ですよ」と高見沢をいじり返した。41年ぶりの大舞台でも息の合った掛け合いで会場を和ませた。

　今年の紅白のテーマは「あなたへの歌」。パリ五輪・パラリンピックに歓喜し、高揚した一方で、相次ぐ自然災害や終わらぬ紛争…多くの悲しみもあった2024年の大みそかに「ひとりひとりに最高の歌を」と思いを込める。司会は、お笑いタレントの有吉弘行、女優の橋本環奈、伊藤沙莉、同局・鈴木奈穂子アナウンサーの4人。

　ゲスト審査員は、俳優の横浜流星、漫画家の青山剛昌氏、タレントの内村光良、プロ車いすテニス選手の上地結衣、女優の河合優実、プロスケートボーダーの堀米雄斗、バレリーナの森下洋子氏、脚本家の吉田恵里香氏で、今年と来年の“顔”8人が務める。