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広島・来季8年目の遠藤「もう後がない」 2年連続で参加する“マエケン塾”から逆襲誓った

スポニチアネックス / 2024年12月29日 5時47分

広島・遠藤

 広島・遠藤淳志投手(25)が逆襲を期して新春1月、大リーグのタイガース・前田健太投手(36)の沖縄自主トレに2年連続で参加する。来季は「もう後がない」と背水の陣で挑む8年目。九里のオリックス移籍で空いた先発枠を奪うべく、オフは球速を上げるフォーム矯正に取り組む。OBのメジャーリーガーを模倣して失敗した今春の反省を踏まえ、今回は塾を有効活用しようと意気込む。

 主催者からの「(来年も)やるでしょ?」という誘いに、遠藤は二つ返事で即答できなかった。先輩の森下とともに2年連続で参加を決めたマエケン塾。脳裏には、今年1月の情景が浮かんでいた。

 「マエケンさんとやるのは初めてだったので、マネをしておけば大丈夫だろう…と。それが失敗。目的意識を持ってやることが大事だと痛感しました」

 投げ込まなくても仕上げられる前田を模倣し、自主トレでブルペン入りしないまま春季キャンプに突入。結果は火を見るよりも明らかだった。同じ失敗は繰り返さない。そう決意し、メジャーリーガーに「またお願いします」と頭を下げた。

 わずか中継ぎ登板3試合に終わった今季。オフは筋力トレーニングで下半身を強化しつつ、フォーム矯正にも取り組む。「球速が140ちょっとしか出ないのに、2軍では結果が出て気持ち悪さがあった」。今月に都内で動作解析を受け、原因が判明した。

 「投げる時、右足に体重が残りすぎ…と指摘された。下半身の使い方を意識し、しっかりためて(右足で)前に押し出せるように。キャッチボールはいい感じでできています」

 例年148~149キロを計測する直球のMAXが、今季は143キロ止まり。2軍で結果を出せても、1軍を抑えるのは難しい。「まずはそこを改善し、球威を上げていきたい」。全ては背水の陣で挑む来季、先発枠奪取を目指す8年目のためだ。

 「もう後がない。もう最後だと思って、死に物狂いでやっていますし、そこに割って入れるように精度を高めていけたら。競争は激しいと思いますが、一からの気持ちでやっていきたい」

 11月の秋季日南キャンプでは「回転数を意識しながら」ブルペンでチーム最多の1183球を投げた。さらにはフォーム矯正による球速アップ。マネるだけの自主トレに成果はなくても、主体性と目的意識があれば、多くの引き出しを持つ前田の存在は心強い。

 「2度目ですし、考え方とかも含めて、いろんなことをどんどん聞いていきたい。前回の反省もあるので、今回はいい時間にしていきたいと思います」

 20、22年には主に先発で100イニング超を投げた実績がある。「もう後がない」と自覚する25歳、マエケン塾をステップボードに逆襲なるか、注目だ。

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