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【リーグワン】埼玉 山沢京のPGで逆転白星「みんなのおかげ」 リザーブ4人残す勝負手ハマり開幕連勝

スポニチアネックス / 2024年12月29日 4時16分

※P説訂正 山沢京←山沢<埼玉・東京ベイ>前半、PGを決める埼玉・山沢京(撮影・木村 揚輔)

 ◇ラグビー・リーグワン第2節 埼玉26-24東京ベイ(2024年12月28日 熊谷)

 4試合が行われ、優勝経験チーム同士の一戦は埼玉が東京ベイを26―24で下し、開幕2連勝を飾った。20―3で折り返した後半に一度は逆転を許したものの、同35分に松田力也(現トヨタ)が抜けたSOで2試合連続先発の山沢京平(26)がPGを決め逆転。勝負強さを見せつけた。またBR東京は東京SGに、三重はトヨタに勝利した。

 初代王者が開幕2戦目で早くも勝負手を打った。20―3で折り返した後半は自陣でのプレー時間が長く、脱出しても反則やミスを重ねて3トライを許す悪循環。それでもディフェンスを徐々に改善させると、同35分に山沢京のPGで逆転。そのまま逃げ切ったが、ベンチにはリザーブ4人が残ったままだった。

 「変化を加えるのはプレッシャーの中では得策ではなかった。一貫性のあるコンビネーションで臨んだ」とはロビー・ディーンズ監督の言葉。現代ラグビーは先発選手の疲労を考慮しリザーブ8人全員を使い切るのがセオリーだが、あえてカードを切らず。W杯の決勝トーナメントで見られるような執念の選択で勝利をもぎ取った。

 だからこそ1ゴール4PGを全て決めてプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出された山沢京には「誇らしい」と称えた。HO堀江やSO松田が抜け、今季の埼玉に足りないのは才能ではなく経験。また一つ、場数を踏んだ10番も「みんなのおかげ」と勝利を喜んだ。 (阿部 令)

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