1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

【高校ラグビー】倉敷 文武両道、灘中出身WTB宮崎「自分たちのラグビーを出し切って」

スポニチアネックス / 2024年12月29日 6時3分

<倉敷・九州学院>前半、タックルをかわし突進する倉敷・宮崎(撮影・中辻 颯太)

 ◇全国高校ラグビー大会1回戦 倉敷29―12九州学院(2024年12月28日 花園ラグビー場)

 文武両道で競技に励む男が勝利をたぐり寄せた。4点劣勢で迎えた後半6分。倉敷のWTB宮崎は右中間に飛び込む逆転トライを挙げると、同22分は中央へ2本目のトライ。相手の戦意をそぎ落とし、「みんながつないでくれたので、絶対にトライする気持ちでいきました」と喜んだ。

 偏差値70を超える兵庫・灘中の出身。「ラグビーと勉強を両立したい」と倉敷高にやって来た。中高一貫校でほぼ全員が灘高へ進む中で「自分でもだいぶ珍しいと思う」と異例のルートを選んだ。

 厳しい練習のかたわら、文武両道を貫いてきた。眠い目をこすって夜中3時に起床し、朝練前に勉強時間を確保。第1志望の京大理学部合格を目指し、「1日の時間は短いけど、それをどう使うかによって変わる」と大会中も宿泊先で4時間ほど机に向かう。自身がアレルギー体質で苦しんでいることもあり「アレルギーを治す薬をつくりたい」と将来を思い描く。

 中学生の頃は「夢のまた夢」と思っていた大舞台での躍動。次に見据えるのは同校初の2回戦突破だ。「負けたら終わりなので、自分たちのラグビーを出し切って勝っていきたい」。高校最後の冬で完全燃焼し次の夢へ歩み出す。 (山手 あかり)

 ◇宮崎 凜(みやざき・りん)2006年(平18)5月2日生まれ、大阪府出身の18歳。父の影響で5歳から阿倍野RSでラグビーを始め、兵庫・灘中を経て倉敷高に進学。50メートル走6秒4。1メートル74、76キロ。WTB、CTB。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください