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【惜別球人】巨人・萩原哲 恩師の言葉を胸にスコアラー転身「大好きなジャイアンツを支えていけるように」

スポニチアネックス / 2024年12月29日 5時32分

1軍出場はなかったが、明るく元気な声で巨人を支えた萩原

 2024年も残り3日。今年も10月下旬のドラフト会議で将来のプロ野球界を担う有望な若者たちが指名されて夢だったプロの門を叩いた一方、多くの選手がユニホームを脱いで新しい人生をスタートさせることになった。去りゆく選手を2回に分けて紹介する年末恒例の「惜別球人」。第1回はセ・リーグ編、巨人の萩原哲捕手。

 熟考の上、信念に基づいて決断した。26歳の巨人の萩原は4年間の現役生活に終止符を打ち、来季からスコアラーに転身。当初は現役続行を模索した中、大切にしている言葉に背中を押された。

 「周りから必要とされる人材になりなさい」

 創価大時代の監督・岸雅司氏の教えで、入団後もずっと大事にしてきた。強肩と勝負強い打撃を武器にプロ入りし、4年間で1軍出場なし。膝の故障などもあって23年からは育成契約に切り替わった。打力を生かすため、一塁も守るなど懸命なアピールを続けた。壁にぶつかることも多かったが、川崎市のジャイアンツ球場にはいつも明るく元気な声が響き渡っていた。

 「言動や行動は自分でコントロールできること。全て自分に返ってくると思っていた」

 入団時に語った座右の銘は「不動心」。芯をしっかり持っていたからこそ、下を向くことは一切なかった。その姿勢が評価され、役割は違えど球団から声がかかった。恩師にも相談して、納得して決めた。「スタッフとして“必要”と言ってもらえたことがうれしかった。大好きなジャイアンツを支えていけるように」。揺るがない思いを胸に、第二の野球人生をスタートさせる。(小野寺 大)

 ◇萩原 哲(はぎわら・てつ)1998年(平10)5月1日生まれ、京都府出身の26歳。日南学園3年夏の甲子園では打率・455で3回戦進出。創価大では1年春から正捕手を務め4年時は主将。20年ドラフト7位で巨人入団。故障のため23年から育成契約。4年間で1軍出場なし。1メートル75、85キロ。右投げ左打ち。

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