【紅白リハ】こっちのけんと 兄・菅田将暉にも「楽しんでもらおう」 2019年にはバックコーラス

フォトセッションでポーズをとるこっちのけんと（撮影・藤山　由理）　

　大みそか「第75回NHK紅白歌合戦」（後7・20）のリハーサルが29日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、初出場の男性アーティスト・こっちのけんと（28）が囲み取材に出席した。

　白組トップバッターで「はいよろこんで」を披露する。今年5月に配信された同曲は耳なじみの良いフレーズとダンスで大ヒット。サブスクリプション（定額聴き放題）の総再生回数は1億3000万回超え、曲が使われた動画などを含めたSNSでの総再生回数は140億回を突破。「はいよろこんで」は新語・流行語大賞にもノミネートされた。俳優の菅田将暉の実弟で、2019年に初出場した兄に続き、憧れの夢舞台に立つ。

　兄・菅田将暉からのアドバイスは「もらっていない」とキッパリ。「単純に兄にも楽しんでもらおう。兄が歌ったときも後ろに凄い人はいなかったと思うので、オリジナルで頑張ろうと思います」と力を込めた。

　兄が出場した2019年にはバックコーラスで紅白のステージに立っている。「おびえながらも低姿勢でやっていこうと思います」と笑顔を見せた。

　今の雰囲気は「緊張している顔見知りの方がいっぱいでアウェーの感じはしない。ホームのような感じ。ナーバスな緊張よりも、ハッピーな緊張」と話した。

　今年の紅白のテーマは「あなたへの歌」。パリ五輪・パラリンピックに歓喜し、高揚した一方で、相次ぐ自然災害や終わらぬ紛争…多くの悲しみもあった2024年の大みそかに「ひとりひとりに最高の歌を」と思いを込める。

　今年の紅白の司会はお笑いタレントの有吉弘行、女優の橋本環奈、伊藤沙莉、同局・鈴木奈穂子アナウンサーの4人が務める。