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福岡大大濠が3年ぶり優勝!渡辺伶音が16得点14リバウンドのダブルダブル

スポニチアネックス / 2024年12月29日 13時41分

<バスケットボール全国高校選手権最終日 福岡大大濠・鳥取城北>第3Q、3点シュートを決めガッツポーズの福岡大大濠・渡辺(左)(撮影・小海途 良幹)  

 ◇バスケットボール全国高校選手権最終日(2024年12月29日 東京体育館)

 男子決勝が行われ、福岡大大濠が鳥取城北に77―57で快勝し、3年ぶり4度目の優勝を果たした。

 昨年は決勝で福岡第一に53―63で敗戦。1月3日の新チーム始動から優勝を逃して涙をのんだ場面の写真を体育館のいたる所に張り、悔しさを胸に焼きつけてきた。選手のスマホの待ち受け画面も準Vに終わった1年前の画像で統一。今大会は全5試合で2桁得点差をつける危なげない戦いで頂点に上り詰めた。

 A代表経験もある身長2メートル6の渡辺伶音(3年)が16得点、14リバウンド、3ブロックと躍動。7本中4本の3点シュートを決め、守備でもマッチアップした留学生を12得点に抑えた。「去年は本当に悔しい思いをした。あれから日本一だけを見てやってきた。日本一を取るためだけにこの1年やってきたと言っても過言ではない」。1年前の雪辱を果たして喜びに浸った。

 渡辺は11月にアジア杯予選2試合を戦ったA代表にも選出され、グアム戦でベンチ入り。出場機会はなかったが、約2週間の合宿で貴重な経験を積んだ。福岡大大濠に戻ってもA代表で学んだ練習前の体幹トレーニングを継続。同じメニューをチームメートも取り入れるなど“A代表効果”はチーム全体に浸透した。

 鳥取城北は鳥取県勢として男女初めて4強入りし、準決勝では昨年覇者の福岡第一を撃破。快進撃を続けたが、頂点には届かなかった。

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