【高校サッカー】V候補・大津が4発快勝 清水内定MF嶋本は2アシスト

＜大津・福井商＞福井商に勝利し応援団の声援に応える大津イレブン（撮影・沢田　明徳）

　◇第103回全国高校サッカー選手権1回戦　大津4―0福井商（2024年12月29日　柏の葉）

　初優勝を狙う大津（熊本）が4大会連続の初戦突破を決めた。

　序盤はゴール前で6バックを敷いた福井商の守備を攻めあぐねたが、36分に右クロスに合わせたMF兼松将（3年）が先制ヘッド。後半は途中出場のFW岩中翔大（3年）、エースのFW山下景司（3年）らのゴールで突き放した。来季J1の清水内定で、後半の2得点をアシストしたU―19日本代表候補のMF嶋本悠大（3年）は「相手が引いてくる中で、ミドルシュートとセンタリングを意識していた。前半の1点が本当に大きかった」と息をついた。

　終始敵陣でゲームを進め、シュート数29本、被シュート数はゼロの完勝。山城朋大監督は「難しい試合ではありましたけど、しっかり突破できた。これから波に乗れるようにしっかり準備したい」と振り返った。高校年代日本一を決めるプレミアリーグファイナルで初の頂点に立ち、充実の布陣で臨む優勝候補が好発進を決めた。