【紅白リハ】南こうせつ 音楽活動引退の吉田拓郎と会食 別れ際の言葉に「拓郎らしいなと安心」
スポニチアネックス / 2024年12月29日 18時1分
大みそか「第75回NHK紅白歌合戦(後7・20)のリハーサルが29日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、歌手の南こうせつ(75)が報道陣の囲み取材に応じた。
メッセージ性を感じさせる歌詞と心に染み入るメロディが魅力の南。1949年生まれ75歳での出場は、高橋真梨子と並び最年長となる。97年以来、27年ぶりの出場。「なごり雪」のイルカ、故・西田敏行さんの追悼企画と続く、“昭和ゾーン”の先陣を切って登場する。
披露するのは、かぐや姫として73年にリリースした「神田川」。昭和の原風景が脳裏に浮かぶ楽曲だ。寒さが染みる冬に行った銭湯。恋人が出るのを待っているうちに、体がしんまで冷えて…。もともとシングルではなく、アルバム収録曲だった。ラジオ番組で流れたことがきっかけでミリオンセラーの大ヒットにつながった。「なごり雪」を歌う紅組のイルカと、紅組、白組の枠組みを超えたスペシャルセッションとなる。囲みにはイルカとともに出席した。
かぐや姫といえば、ゆかり深いのが、シンガー・ソングライター吉田拓郎。かぐや姫の楽曲制作をしたり、1975年には伝説のつま恋コンサートをともに行った。22年を最後に音楽活動からの引退を発表した吉田が「紅白にサプライズ登場したら?」と問われると、まずはイルカが「それは私たちが決められませんけど、そりゃあ、いらしたら皆さん喜ぶと思う。“お家で酒でも飲んでらあ…”というのが、らしいかもしれないかもね」と想像をもとに答えた。
南は今年になって吉田と会食したという。「今年になって、拓郎さんと一緒にご飯食べたんですけど、別れ際に“もう君と二度と会うことはないだろう”と言っていた。拓郎らしいなと安心しました。ああ、拓郎だと」とうれしそうに回想。また、「(井上)陽水はどこ行ったんですか?分からないよね」と、同じ時代を生きたアーティストの名を挙げて、昭和に思いをはせていた。
今年の紅白のテーマは「あなたへの歌」。パリ五輪・パラリンピックに歓喜し、高揚した一方で、相次ぐ自然災害や終わらぬ紛争…多くの悲しみもあった2024年の大みそかに「ひとりひとりに最高の歌を」と思いを込める。司会は、お笑いタレントの有吉弘行、女優の橋本環奈、伊藤沙莉、同局・鈴木奈穂子アナウンサーがそれぞれ務める。
ゲスト審査員は、俳優の横浜流星、漫画家の青山剛昌氏、タレントの内村光良、プロ車いすテニス選手の上地結衣、女優の河合優実、プロスケートボーダーの堀米雄斗、バレリーナの森下洋子氏、脚本家の吉田恵里香氏で、今年と来年の“顔”8人が務める。
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