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DeNA・森敬斗が出身チーム、静岡・島田ボーイズに「凱旋」 来季リーグVを後輩たちに誓う

スポニチアネックス / 2024年12月29日 18時53分

「島田ボーイズ」の後輩たちと記念撮影するDeNA・森(前列中央)

 DeNA5年目を終えた19年ドラフト1位・森敬斗内野手(22)が29日、出身チームである中学硬式野球「島田ボーイズ(静岡県)」の練習場に出向き「凱旋」あいさつを行った。

 森がグラウンドに到着すると、練習中の中学生たちがササッと二列に並び「森選手、日本一おめでとうございますっ!」と祝福。「あっ、いや、どうもありがとう」と背番号6は照れ笑いを浮かべたが、チーム関係者からも26年ぶり日本一に貢献したねぎらいの言葉をかけられ続け、「いつもなかなか結果を残せずにここを訪れていたので、今年はこうやっていい報告ができて本当によかったです」と声を弾ませた。

 鈴木亨監督は森を幼稚園時代から知り、小学生時代にも所属チームの監督として指導した「父親同然」の存在。父兄からのサイン攻め、写真攻めにあう森を見ると「やっぱり、こうなっちゃうんだよなあ」と目を細めた。

 今季は自己最多の71試合に出場し、シーズン終盤は遊撃手に定着。「8番」打者で下位打線に厚みを与え、メジャーリーグ級の「爆肩」で好プレーを披露することもあった。

 「この子たちがプロに入ることを信じて僕も長く現役をしたいですね。来年はリーグ優勝してまたあいさつに来ます」と森。そして目を輝かせ後輩たちの練習を見つめ続けた。

 明るいキャラクターもあり、オフのイベントにも引っ張りだこ。だがそれも一段落し、年末年始は実家でゆっくり過ごすことができる。「テレビ収録とか撮影とかたくさんあって、これも日本一になったからなんだなあ、と思いました」と充実したオフを振り返ったが、年明けからはソフトバンク・近藤との合同自主トレに参加する予定。

 つかの間の「凱旋」を終え、俊足巧打の成長株はしっかりと故郷で体をいやすつもりだ。

 (大木 穂高)

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