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前橋育英は得点王を狙う2枚看板がゴール競演 先制オノノジュに続いた佐藤は「選手権では自分の方が」

スポニチアネックス / 2024年12月29日 20時43分

<前橋育英・米子北>後半、前橋育英・佐藤はゴールを決め喜ぶ(撮影・西尾 大助)

 ◇第103回全国高校サッカー選手権1回戦 前橋育英2―0米子北(2024年12月29日 駒沢)

 4年連続27回目の出場を果たした前橋育英(群馬)が15年連続20回目の出場となった米子北(鳥取)を2―0で破った。今季プレミアリーグEASTで10得点を挙げて得点王に輝いたFWオノノジュ慶吏(けりー、3年)と9得点のFW佐藤耕太(3年)がゴールで競演した。

 前回大会でも初戦で2得点していたオノノジュが前半19分にニアサイドでグラウンダーの右クロスに触って先制点。「ちょっとパスがずれていたけど、ゴールを決めるという執念で足を伸ばした」と振り返った。ナイジェリア出身の父を持つストライカーはその後の接触プレーで左腰の周辺を痛めて前半39分に退いたが、もう1人の点取り屋が奮起。後半19分に佐藤が右からの折り返しに右足を合わせる追加点を決めた。

 「去年も出させてもらったのに点が取れなかった。やっと選手権で1点取れて本当に良かった」と佐藤。ベンチに下がったオノノジュを「ライバルでもあるし、信頼もできる」と表現。大会前から互いに選手権の得点王になることを宣言してきたという。「プレミアは(1点差で)負けたので選手権では自分の方が点を取りたいと思っている」。そんな思いが勝利を決定付ける追加点につながった。

 負傷交代しながらも愛工大名電(愛知)と対戦が決まった31日の2回戦に向け「最高の準備をして出られるように」と訴えるオノノジュも「チームの勝利に貢献できるゴールが一番。その上で狙えたら」とプレミアリーグとの、そして優勝との“2冠”を意識する。

 前回大会は2回戦で敗れた前橋育英だが、強力FWコンビで7大会ぶりの頂点に挑む。

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