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【惜別球人】日本ハム・加藤豪将 “逆輸入男”は古巣ブルージェイズのフロント入り

スポニチアネックス / 2024年12月30日 5時31分

日本ハムを退団する加藤豪

 巨人とソフトバンクがともに4年ぶりのリーグ優勝を飾り、3位から成り上がったDeNAが26年ぶりの日本一を達成した2024年。ばら色のオフを過ごす選手がいる一方、多くの選手がユニホームを脱いで再出発する。去りゆく選手を2回に分けて紹介する年末恒例の「惜別球人」。第2回はパ・リーグ編、加藤豪将内野手。

 “逆輸入の男”として話題を呼んだ。MLBとNPBのドラフト指名を経験した加藤豪は引退会見もなく、30歳という若さで静かにユニホームを脱いだ。「精いっぱいやったので悔いはない。“加藤豪将”としてどうレベルアップするかを考えた時に、新しい人生に飛び込もうと思った」と決断の理由を語る。

 日本ハムからフロント転身のオファーも受けたが、21年から2年在籍した古巣・ブルージェイズのフロント業務に就くことを選んだ。既に業務を始め、データ分析などを駆使して攻撃の戦略を練ることが主な仕事。米国の大学に入学し、オンラインでバイオメカニクスの勉強も始め「分からないことばかりだけど、知らないことを勉強できて楽しい」とセカンドキャリアを謳歌(おうか)している。

 日本で最も印象に残る試合はデビューした昨年5月25日のソフトバンク戦。打席に立ったときは手が震えるほど緊張した。日本人でも米国育ちで、心は米国人。「いい経験になったし、日本の生活は最高だった」と振り返る。日米を知る人材として両球界の架け橋になる未来も描いた。「米国で勉強して、いつかはファイターズにも戻りたい」。チャンスを与えてくれた日本ハムへの感謝は、常に胸の奥にある。(田中 健人)

 ◆加藤 豪将(かとう・ごうすけ)1994年(平6)10月8日生まれ、米カリフォルニア州出身の30歳。日本人の両親の仕事で5歳から渡米。13年ドラフト2巡目(全体66番目)でヤンキース入り。マーリンズ、パドレスを経てブルージェイズで22年にメジャーデビュー。同年ドラフト3位で日本ハム入り。1メートル85、88キロ。右投げ左打ち。

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