【惜別球人】西武・金子侑司 スピードと守備で魅せたライオンズ一筋12年「ファンのおかげ」
スポニチアネックス / 2024年12月30日 5時31分
巨人とソフトバンクがともに4年ぶりのリーグ優勝を飾り、3位から成り上がったDeNAが26年ぶりの日本一を達成した2024年。ばら色のオフを過ごす選手がいる一方、多くの選手がユニホームを脱いで再出発する。去りゆく選手を2回に分けて紹介する年末恒例の「惜別球人」。第2回はパ・リーグ編、金子侑司外野手。
西武一筋で走り抜けた12年間だった。金子侑が引退試合を迎えた9月15日のロッテ戦。本拠地ベルーナドームは満員で埋まった。「プロ野球選手になって初めて心から野球を楽しめた一日」。外野全ポジションを守り、代名詞でもある帽子を飛ばしたスライディングキャッチを披露。「ライオンズで始まって最後もライオンズできれいに終わりたかった」。美学を貫き、ファンから惜しまれながらユニホームを脱いだ。
引退を考えたのは7月ごろ。チームが低迷し、若手主体で戦う今季はわずか36試合の出場にとどまり、6月1日を最後に1軍に呼ばれなかった。2軍では打率・290、3本塁打。「まだやれる」という周囲の期待があっても「来年、自分が1軍でプレーしている姿が想像できなかった」と引退を決断した。
通算1020試合出場で16、19年に盗塁王に輝くなど通算225盗塁。獅子のスピードスターとして、華麗な外野守備でもファンを魅了してきた。「良い時も悪い時もたくさんのご声援を頂いて、これがプロ野球だと教えてくれたのもファンのおかげです」と感謝した。「何かしらの形で野球に携われたらいい。またファンの皆さまに会える日を楽しみにしています」。“ネコの恩返し”はまだまだ続く。(福井 亮太)
◆金子 侑司(かねこ・ゆうじ)1990年(平2)4月24日生まれ、京都府出身の34歳。立命館宇治から立命大に進み、12年ドラフト3位で西武に入団。翌13年の日本ハムとの開幕戦で「7番・右翼」でデビュー。16、19年に盗塁王のタイトルを獲得し、20年から背番号7を背負った。1メートル79、76キロ。右投げ両打ち。
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