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【高校サッカー】東福岡が尚志とのプレミア対決を制す GK後藤「見せ場だと思って」

スポニチアネックス / 2024年12月30日 6時2分

<尚志・東福岡>PKを止め、喜ぶ東福岡・後藤(中央)(撮影・松永 柊斗)

 ◇第103回全国高校サッカー選手権1回戦 東福岡0―0(PK5―3)尚志(2024年12月29日 NACK)

 3大会ぶりの選手権で復活を印象づける1勝だ。東福岡が0―0で突入したPK戦を制した。守護神として初戦突破に貢献し、仲間からもみくちゃにされた1メートル91のGK後藤洸太(3年)は「見せ場だと思っていたのでうれしい」と喜んだ。

 世代最高峰のプレミアリーグに属する強豪同士の対決は息をのむ展開になった。自軍を上回るシュートを打たれたが冷静に対応して無失点に抑えた。同校OBでJ1福岡の正GKだった神山竜一GKコーチの助言が効いた。「自分の決めたことは自信を持ってやる」と指導され、後藤はハイボールへの対応など練習を積んだ。PK戦での心構えは「思い切り飛べ!」。尚志の4本目を止め、「自分の決めた方向に思い切り飛べた」と胸を張った。

 昨年末に25年間コーチを務めていた平岡道浩監督が就任し、練習の強度を上げる日を週1度から2度に増やした。フィジカル面を鍛え上げられた選手たちは、最後まで運動量が落ちなかった。指揮官は「これを5試合続けられたら」と満足げに話した。

 日本代表のDF長友ら多くの名選手を輩出し、3度の選手権制覇がある九州の雄。後藤は「次も絶対に勝ちます」と白星街道を突き進むつもりでいた。

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