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【高校ラグビー】秋田工は大会最多勝利を更新できず 伝統のモール封じられる

スポニチアネックス / 2024年12月30日 14時13分

<山梨学院・秋田工> 前半、トライを決める秋田工・近藤(左) (撮影・須田 麻祐子)

 ◇全国高校ラグビー大会2回戦 秋田工7―38山梨学院(2024年12月30日 花園第2グラウンド)

 大会最多の137勝を挙げている秋田工だったが、山梨学院に1トライのみの7―38で敗退した。

 開始1分に山梨学院のハイパントをそのままキャッチされてトライされると、6分にもゴール前のラックから展開されてトライ。9分にもターンオーバーからトライを許してあっという間に0―19になってしまった。

 沢木賢一監督(53)は「気持ちが受けてしまっていた。立て続けにやられたところを耐えていけば」と試合の入りで失点を重ねたことを敗因に挙げた。山梨学院はFW平均体重が101・9キロあり、秋田工は12キロ以上軽い。「(FW戦を)ジャブのように仕掛けられて、ワンチャンスをものにされた」と表現した。

 主将のNo・8三浦颯太(3年)は「いつもと違う感じで試合に入ってしまって。対策はしてきたが、活かせなかった」と悔し涙を流した。前半22分のトライはWTB近藤龍之介(2年)がインタセプトとして奪ったもの。終了間際には山梨学院ゴール前までFWで押し込んだものの、トライを取り切れずに試合終了。菊池は「秋田工伝統のモールで取り切りたかった。それができなかったことが一番悔しい」と唇をかんでいた。

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