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【高校ラグビー】春冬連覇狙う大阪桐蔭が長崎北陽台を圧倒!スーパー1年生吉川も鮮烈花園デビュー

スポニチアネックス / 2024年12月30日 14時36分

<大阪桐蔭・長崎北陽台> 前半、攻め上がる大阪桐蔭・吉川(撮影・大森 寛明)

 ◇全国高校ラグビー大会2回戦 大阪桐蔭44―12長崎北陽台(2024年12月30日 花園ラグビー場)

 春の選抜大会を制し、史上5校目の「春冬連覇」の期待がかかるAシードの大阪桐蔭が、攻守に長崎北陽台を圧倒。シード校敗退が相次いだ2回戦を順当に突破。元日の3回戦では倉敷(岡山)との対戦を決めた。

 選抜大会では決勝で石見智翠館(島根)に55―3で勝利。準決勝でも桐蔭学園(神奈川)を13―7で下しており、文字通りの頂点に君臨。5月のワールドユース大会でも優勝しており、春冬連覇となれば史上5校目。15人制大会での3冠は史上初。快挙を目指して花園に万全を期して乗り込んできた。

 前半2分にゴール前10メートルのラックから左展開して、WTB須田琥珀(2年)のトライで先制すると、前半8分にはSO上田倭楓(3年)が手堅くPGを決めて加点。前半18分にはラインアウトからのモールを押し込み、FL真鍋蓮之輔(3年)がトライと、FW、BKどこからでも狙えるレベルの高さを発揮した。

 高校日本代表候補を9人擁するタレント軍団。その一人のNO8大門一心(3年)は「花園で勝つことだけを目指してやってきた」と「春冬連覇」ではなく、あくまで聖地・花園で勝ち切ることが大事だと強調。そのためにも基本に忠実なプレーを意識していた。

 後半9分にはゴール前5メートル付近のラックからの展開で、「度胸満点のプレーが魅力」と綾部正史監督が将来性を認める1年生FB吉川大惺が花園デビュー戦を飾るトライ。王者は頂点を目指してエンジンの出力を上げる。  

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