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【バドミントン】シダマツ初優勝 志田「ここがチャンスだと」松山「やっと優勝できてうれしい」

スポニチアネックス / 2024年12月30日 15時15分

女子ダブルスで初優勝した志田(左)松山組

 ◇バドミントン全日本総合選手権最終日(2024年12月30日 東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 女子ダブルス決勝で、パリ五輪銅メダルの志田千陽(27)・松山奈未(26=ともに再春館製薬所)組が、五十嵐有紗(28=BIPROGY)・桜本絢子(29=ヨネックス)組を2―0(21―5、21―19)で破り初優勝を飾った。

 優勝カップを抱いた志田は「この大会は優勝がなかったので、ここがチャンスだと思って2人で狙っていた。シダマツとして優勝できたことはうれしい。心残すことなく2024年を締めくくれた」と笑顔で話した。

 松山は「2人でこの大会優勝を狙って10年間やってきたのでやっと優勝できて嬉しい。2024年を優勝で締めくくれたことがシダマツとしても良かった」とほっとした表情だった。

 第1ゲームは開始から4連続得点で圧倒。1失点後さらに6連続得点で突き放し21―5で先取。第2ゲームは序盤6連続失点と先行を許したが徐々にペースを取り戻し21―19で競り勝った。

 前日の準決勝は第1ゲームを落とすなど不満の残る一戦だった。志田は「昨日は自分たちの良いところを出せずに終わった。今日は全部出し切ろうと思った。一歩も引かずに戦い切れた」と内容にも満足感を示した。

 パリ五輪で銅メダルを獲得したが、その後は苦しい時期があった。帰国後はテレビ番組出演や取材対応で忙殺された。目標を失い練習時間も十分に取れない状態で試合をこなした。モチベーションを保つのは難しかった。

 志田は「練習ができない中で試合が来る。目標が決まっていない。全てがもやもやした状態で毎日が進んでいた」と振り返る。転機となったのは10月のデンマークオープン。準決勝で中国ペアに完敗し「スコンと負けたことで今の自分を受け入れて全日本総合、ツアーファイナルに切り替えられた」と言う。

 「勝ちたい気持ちより、ケガしないでという方が大きくて、バドミントンの楽しさを忘れていた」という松山は後輩と出場した国体で「やっぱりバドミントンは楽しい」と思い出し、前向きな気持ちに変わってきた。

 年明けから松山は休養に入り、志田はリオデジャネイロ五輪女子ダブルス金メダルの松友美佐紀とのペアで2大会に参戦する。

 志田は「スタートは別のパートナーになるけど、またシダマツとして海外の大会に出る予定なので優勝を目指したい。大きな目標は決めていないけど、今年海外で優勝がなかったので、そこは1つかなえたい目標だと思う」とツアー優勝を来年の目標として掲げた。

 松山は「五輪が終わって体重が戻らなかったので栄養士さんに“休みの間に好きな物をたくさん食べて体重を増やして帰ってきて”と言われたので、たくさんおいしい物を食べたい」とまずは“増量”を目指す。

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