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【高校ラグビー】倉敷が目標の「元日」へ 大阪桐蔭にチャレンジあるのみ

スポニチアネックス / 2024年12月30日 15時28分

<倉敷・近大和歌山> 前半、トライを決める倉敷・コンウェイ・リード(右) (撮影・須田 麻祐子)

 ◇全国高校ラグビー大会2回戦 倉敷65―7近大和歌山(2024年12月30日 花園第2グラウンド)

 倉敷が前半2分のWTB長島萌遠(もわ=2年)の先制トライを皮切りに10トライを挙げて近大和歌山に65―7で圧勝した。初めて進出する元日の3回戦で大阪桐蔭とぶつかる。

 灘中からラグビーがしたくて倉敷に進んだCTB宮崎凜(3年)は後半25分にゴール前ラックから右に展開して右中間にトライ。京大理学部を目指しており大会中も宿舎で勉強を続けているが「正月を花園で過ごせるのは嬉しい。達成感がある。勉強もラグビーもここから。大阪桐蔭さんはすべての大会に勝っているチーム。5―0で勝ちたい。勉強でもラグビーでも高い目標を立てた方が達成したときの喜びは大きい」とまずはラグビーで最高のチャレンジをする。

 ゲームキャプテンを務めたSH若狭正和(3年)は本来はSO。1年生の成田睦生の成長が著しく「10番」を譲っている。「きょうは1本、インターセプトせれてトライされた。やられないようにしないと」と気を引き締める。梅本勝監督(61)は「大阪桐蔭は(サニックス世界ユースにも優勝して)世界一でしょ。一番勢いがあるチームと試合ができるのはありがたい。でも、きょうの内容では…。何となくやっているから、差し込まれるでしょう。自分たちのビデオを見て修正します」と大勝に浮かれることはなかった。

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