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【高校ラグビー】重戦車・井本主将が引っ張る常翔学園が花園101勝目!白木監督に初勝利贈る

スポニチアネックス / 2024年12月30日 15時50分

<常翔学園・高知中央> 前半、常翔学園・井本は自身2本目のトライを決める(撮影・大森 寛明)

 ◇全国高校ラグビー大会2回戦 常翔学園81―14高知中央(2024年12月30日 花園ラグビー場)

 重戦車となった常翔学園のNO8井本章介主将が相手のタックルを吹き飛ばした。前半5分、井本は10メートル付近のラックから強さを発揮。右サイドラインを走り抜け、先制トライを決めた。「全国制覇を目標にやるだけ」と誓った主将がチームを引っ張った。

 前回大会で花園出場を逃した悔しさを井本は忘れていない。何が足りないか、どうして埋めていくか。常に自問自答しながら、自らとチームのレベルアップに取り組んだ。チームも昨年11月にOBの白木繁之監督を迎え、指導体制を一新。過去5度の優勝、歴代3位の花園100勝を誇る名門復活のために井本主将は先頭に立っていた。

 「明るく、素直に、ひたむきに」をモットーとする白木監督も「力を出し切れば結果はついてくる」と選手たちの地道な努力を信じていた。前半24分には再び井本主将がラインアウトからのモールを押し込みトライ。チームも前半で7トライを奪った。

 後半も動きが鈍ることはなく6トライを奪って、攻守に高知中央を圧倒。WTB藤間悠太(3年)もハットトリックを決め、ポイントゲッターとして機能した。チームは花園101勝目を飾るとともに、白木監督にとっても特別な監督初勝利を選手たちが贈った。

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