ACミランがフォンセカ監督の解任を発表 後任はセルジオ・コンセイソン前ポルト監督か

ローマ戦で退席処分を受けたACミランのフォンセカ監督（ロイター）

　イタリア1部（セリエA）のACミランは30日、パウロ・フォンセカ監督（51）を解任したと発表した。第18節を終えて7勝6分け4敗の勝ち点27で8位と苦戦しており、今季就任の指揮官に6カ月で見切りをつけた。

　AP通信によると、クラブは29日にローマとホームで1-1と引き分けたあと、フォンセカ監督に解任を通告していた。判定に抗議して退席処分を受けていた同監督は記者団に「私は辞める。これが人生だ。できることは全てやった」と話していた。

　ポルトガル出身で名門ポルトやブラガを率いて結果が出なかったフォンセカ氏は、16年に監督に就任したシャフタル・ドネツク（ウクライナ）で3シーズン連続でリーグ戦とカップ戦の2冠を達成。19年からローマ、22年からリール（フランス）の監督を務め、今季3年契約でACミランの指揮官に就任していた。

　イタリアのメディアは後任として、元ポルトガル代表MFのセルジオ・コンセイソン氏が就任の見込みと報道。コンセイソン氏は6シーズン率いたポルトの監督を昨季限りで退任していた。