【レコ大】TOMORROW X TOGETHER 歌唱前に左胸の喪章に手を当てる 会場から温かな拍手

＜日本レコード大賞＞熱唱するTOMORROW　X　TOGETHER（撮影・藤山　由理）

　韓国の5人組グループ「TOMORROW　X　TOGETHER」が30日、TBS特番「第66回　輝く！日本レコード大賞」（後5・30）に出演。特別賞を受賞し「ひとつの誓い」を喪章を着けて歌唱した。

　スビンが体調不良で休養中のため4人でステージに上がった「TOMORROW　X　TOGETHER」。「初めてのレコード大賞でこのような賞をいただき凄くうれしいです」とヒュニンカイが代表して喜びを語った。そしてヨンジュンは左胸に着けた喪章に手を当てステージへ。会場から拍手が贈られる中、「ひとつの誓い」の圧巻のステージを披露した。

　特別国際音楽賞を受賞した「LE　SSERAFIM」、新人賞の「ILLIT」も喪章を着け歌唱。トップバッターとなる新人賞の「ILLIT」の舞台を前に13年連続で司会を務める安住紳一郎アナウンサー（51）が「昨日、韓国で起きました航空事故を受けまして、ILLITの皆さんは喪章を着けて歌唱します」と説明した。

　優秀作品賞に選ばれた「New　Jeans」も出演することを明らかにしている。

　乗客乗員計181人を乗せたチェジュ航空機は、務安国際空港で着陸に失敗し空港の外壁に激突して爆発、炎上した。消防当局は179人の死亡を確認。機体の後部から乗員2人が救助された。韓国メディアによると、同国内で発生した航空機事故で最悪の被害となった。

　韓国の大統領権限を代行する崔相穆（チェ・サンモク）経済副首相は、事故を受け来年1月4日までの1週間を「国家哀悼期間」に指定すると表明。この発表を受け、人気ガールズグループ「IVE」やボーイズグループ「SEVENTEEN」などK-POPグループによるイベントやコンテンツの公開中止が相次いで発表され、さらに日本でも配信されている毎年恒例の年末特番も放送を延期するなど、エンタメ業界への影響が相次いでいた。