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【高校ラグビー】桐蔭学園が連覇へ好スタート!毎月合同練習する流通経大柏を圧倒

スポニチアネックス / 2024年12月31日 5時2分

<桐蔭学園・流経大柏>後半、力強く前進する桐蔭学園・申(撮影・大森 寛明)

 ◇全国高校ラグビー大会2回戦 桐蔭学園48―7流通経大柏(2024年12月30日 花園)

 2回戦16試合が行われ、前回大会王者の桐蔭学園(神奈川)は前回8強の流通経大柏(千葉)を48―7で退けて好スタートを切った。毎月合同練習をするなど手の内を知り尽くした同じ関東勢の強豪を圧倒した。春の選抜大会優勝の大阪桐蔭と同準優勝の石見智翠館(島根)も快勝し、Aシードの強豪は順当に来年1月1日の3回戦へ駒を進めた。

 王者の強さを示す快勝だった。前半12分に相手のトライで一時はリードを許したが、すぐに逆転するとその後は一度も得点を与えず優位に試合を展開。FL申驥世(しん・きせ)主将(3年)の2トライを含む計7トライで大勝した。

 同じ関東勢の流通経大柏とは、月1回の頻度で定期的に合同練習を行っている。組み合わせ抽選会後の今月15日にも、藤原秀之監督(56)は「隠しても何もないので」と予定を組んでいた合同練習をそのまま決行。試合にも小細工なしにぶつかった。「練習のスクラムでは毎回やられていた」というFW陣だったが本番では押し負けず、申は「やり返せてうれしかった」と本番で手応えを口にした。

 高校日本代表候補の申は、東京朝鮮中出身。父がラグビー部コーチを務める東京朝鮮高にはそのまま進まず、日本一になるために過去3度(当時)の優勝回数を誇る桐蔭学園を進学先に選んだ。前回大会では2年生ながらメンバー入りして優勝に貢献。連覇を狙う主将として花園に帰ってきた。

 優勝した前回大会の舞台を経験しているのは、申とNo・8新里、FB古賀の3年生3人のみ。「もう一度優勝したいけど、去年のチームとは特徴も強みも違う。連覇という言葉は誰も口にしていない」と王者のプレッシャーは感じておらず、チャレンジャー精神で臨んでいることを強調した。

 春の選抜大会は準決勝で大阪桐蔭に敗れ、夏の練習試合では東福岡にも敗れた。まだまだ伸びしろのあるチーム。「勝てばもう一回成長できるチャンスがもらえる。それを5戦続けて結果的に優勝したい」。新たな気持ちで、もう一度頂点を目指して駆け上がる。

 ◇申 驥世(しん・きせ)2006年(平18)5月17日生まれ、東京都出身の18歳。世田谷ラグビースクールで競技を始め、東京朝鮮中を経て桐蔭学園高に進学。50メートル走6秒5。プレーの特徴はタックルと接点。目標とする選手はOBで現早大のHO佐藤健次。1メートル77、96キロ。

 《流通経大柏 王者に屈す》千葉・流通経大柏は、満を持して臨んだ舞台で、王者の強さに屈した。互いに手の内を知り尽くしている中で、No・8野口主将は「FWのフィジカルやセットプレーでは勝てる自信がある」と話していたが力及ばず。これまで積み重ねた合同練習の成果が結果には表れず、相亮太監督は「全力で分析してきたけど、向こうは強い。本当に強い」と実力差を痛感していた。

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