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【高校ラグビー】大分東明 高鍋の分まで…石川主将が日本一を約束!ドローも強運クジで3回戦へ

スポニチアネックス / 2024年12月31日 6時32分

<高鍋・大分東明> 後半、トライを決める大分東明・ガロビィ(撮影・大森 寛明)

 ◇全国高校ラグビー大会2回戦 大分東明26ー26高鍋(2024年12月30日 花園ラグビー場)

 全国高校ラグビーは30日、2回戦16試合が行われた。Bシードの大分東明は高鍋(宮崎)と26―26で引き分け、抽選で3回戦進出が決まった。19点リードを逆転される苦しい展開だったが、後半22分に追いついて引き分けに持ち込んだ。3回戦は来年1月1日に行われる。

 ノーサイドの笛が響くと、花園第1グラウンドにはどよめきが起きた。互いに死力を尽くした九州対決は26―26で引き分け。ともに4トライ3ゴールで優劣がつかずに抽選が行われた。大分東明の主将、LO石川波潤(はうる、3年)が「次回出場あり」のクジを引き当てたが笑顔はなかった。高鍋の河野剛大主将(3年)と健闘を称え合い、「本当に強かった。自分たちは優勝する。任せて」と日本一を約束した。

 前半11分までは19―0と圧倒したが、反則を連発して勢いを失った。19―21と逆転を許して前半を終え「自然にのまれていった」と石川波。後半の相手のシンビンで数的有利に立った時間でも流れは変わらなかった。

 この苦境で自分たちのラグビーに立ち返った。年間を通して取り組んだオフロードパスがつながり出すとリズムが生まれ、19―26の後半22分に途中出場のLOガロビィ・イオセフォ(3年)がトライを決めて引き分けに持ち込んだ。

 Bシードに選ばれた確かな実力を劣勢の中で発揮した。6月の全九州大会決勝で東福岡を破り初優勝し、7月の7人制大会では準優勝だった。ノーシード相手に苦しみながらも初戦を突破し、白田誠明監督は「重圧もあって歯車が狂ったが、練習してきたものを出せた」と話した。

 過去2回はね返されている3回戦は国学院久我山(東京第2)とBシード対決。双子の弟でSOの徠人(らいと)らと力を合わせ初の8強入りを目指す石川波主将は「ミスが多すぎた。もう一回、気を引き締めてやりたい」と話し、高鍋の分まで戦い抜くと誓った。 (杉浦 友樹)

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