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佐々木朗希争奪戦に20球団参戦 ウルフ代理人「ロウキ映画祭のようだった」面談は選手出席せず同条件実施

スポニチアネックス / 2024年12月31日 9時12分

佐々木朗希の代理人を務めるジョエル・ウルフ氏

 ロッテからポスティングシステムを使用してメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手(23)の代理人を務めるジョエル・ウルフ氏(54)が30日(日本時間31日)、オンラインで会見を行い、交渉の進捗状況を語った。

 佐々木は12月にメジャー各球団との面談のため渡米。カブス、メッツ、ヤンキース、ホワイトソックス、レンジャーズと面談を行ったと報じられ、ジャイアンツも面談した可能性を伝えられている。

 ダルビッシュ、松井と2人の日本人投手が所属し、有力候補とされるパドレスも、報道こそされていないが、既に面談をしたとみられ“大本命”とされるドジャースとも最初の面談を終えたと28日(同29日)に複数の米メディアが伝えた。レッドソックスも年明けに面談の可能性があるとされている。

 これまでの面談をウルフ氏は「20チームから接触を受けた」と明言したうえで「まるでロウキ映画祭のようだった」と表現した。「ロウキと家族はすべてのチームが準備に多くの時間をかけたことに感謝している。いくつかのチームはポスティングされるかどうかはわからなくとも、その希望のもとに数カ月前から準備してきた」と話した。

 面談の内容については「彼は自身の決断とチームの両方の面でフェアで公平な競争になることを望んでいる。だから彼はすべてのチームとの面談を私たちのオフィスで行い、2時間以内という同じ時間で遂行させた」と全球団が平等な条件の下で行ったことを明かした。

 平等を保つために、佐々木本人が出した条件もあった。「ロウキが希望したミーティングでの一つの条件は、選手がミーティングに出席しないことだった」。日本選手が所属する球団も多く、OBなどを含めて“直接出馬”の可能性も報じられたが、佐々木がそれを望まなかった。「いくつかのチームのビデオには1、2人の選手が含まれていたが、ほとんどはGM、アシスタントGM、監督、投手コーチ。あとは何人かのトレーニングスタッフだった」と話した。

 今後については「おそらく一つか二つの追加のチームと会うことが考えられます。または、選択肢を絞ることが、より可能性が高いかもしれません」とし「彼が一つか二つの都市を訪問するかどうかを決めることになります。彼が最終的な決定を下そうとしているので」と詰めの段階を迎えていることを示した。

 今月10日(日本時間11日)、ウインターミーティング開催中にテキサス州ダラスの会場で報道陣に対応した際に「朗希を説得できる人は誰もいない。彼が私たちを説得する。彼は自分で自分の船を操縦し、彼がボスだ」と決意を伝えていた同代理人。この日も「彼は間違いなく自身で船を操縦し、指揮を執っている」と強調した。

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