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【紅白】昭和勢が輝いた祭典 THE ALFEE、こうせつ、イルカに「昭和の人間には良かった」「和む」

スポニチアネックス / 2025年1月1日 0時43分

<第75回NHK紅白歌合戦>熱唱するTHE ALFEE(撮影・藤山 由理)

 大みそか恒例の「第75回NHK紅白歌合戦」(後7・20)が12月31日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、白組の勝利で幕を閉じた。

 ネット発のアーティストやロックバンド、アイドルグループ、K-POPとさまざまな世代から人気、実力派アーティストたちが名を連ねた音楽の祭典で、あらためて注目を浴びたのは昭和デビューのベテランミュージシャンたちだった。

 復活組が多かった、今回の紅白。「THE ALFEE」は、番組史上最長ブランクの41年ぶり出場で話題をさらった。25年ぶりの出場について問われた「GLAY」TAKUROは、「25年かと思ったんですけど、ALFEEさんが41年ぶりと聞いて…」と苦笑い。それでも「先輩ミュージシャンのように、音楽を信じて、仲間を信じて、何より応援して下さる皆さんを信じて、これからもGLAY頑張っていこうかなと勇気をもらいました」と、偉大な先輩にあらためて敬意を表していた。

 THE ALFEEは「星空のディスタンス」を紅白で初披露した。69歳の桜井賢のハイトーンボイスには、SNSから「これで古希とかバグだろ」「子どもの頃見てた人がこんなに変わらないのはアルフィーだけかも」「桜井さん今何歳なの?めっちゃいい声だな~」「69歳の声量じゃねぇよ桜井さんw」と絶賛の声が相次いだ。

 南こうせつ(75)は27年ぶりの出場で、かぐや姫の「神田川」を、紅白の枠を超えたセッションではイルカ(74)が「なごり雪」を、それぞれ歌唱。昭和フォークのシンプルな世界観そのままに表現した。出場最年長の高橋真梨子(75)も、「for you…」で思い焦がれる人への愛を熱く歌った。大トリでは、MISIAの歌に矢野顕子がピアノ伴奏で合わせて祭典のフィナーレを飾った。

 話術でも笑いをさらった。「THE ALFEE」高見沢俊彦は「デビューして9年目にやっとヒットが出て、10年は安泰だろうと思っていたところ、ディレクターの方から“次どうする?”って。それからもう、“今が一発屋で終わるか、10年続くか瀬戸際だ”と。必死こいて書いたら50年続きました」と、オチを付けてトークをまとめた。

 また南は「ギターを持って歌いますので。『神田川』は最初、Eマイナーですので。テレビの前のおやじさん、ギターを用意して」と、テレビの前の同世代へ呼びかけ。イルカも「『なごり雪』はFですから、挫折する人が多い」と畳みかけた。

 演歌勢も圧倒的な表現力、歌唱力で魅了。「能登半島」を歌った石川さゆりは、「能登の皆さんに元気になっていただきたい。復興への道のりはまだまだ遠い。皆さんの元気な笑顔と平凡な日常が一日も早く戻りますように、心を込めて歌います」と、感情に訴えながらマイクを握った。

 ラインナップには例年、さまざまな声が上がるが、今回の復活組には歓迎ムードも多い。SNSにも「何だかんだ批判されても昭和人間には紅白は大晦日の風物詩 昭和の歌手で心が和む」「今年の紅白、昭和の人間には良かったんじゃないかな?w」「今年の紅白は昭和と平成を彩ったアーティストのパワーを見せつけられたきがする」「今年の紅白、男性陣のラインナップが圧倒的に豪華だったな 特に昭和からのベテラン勢」と、高評価する声が目立っていた。

 昭和が続いていれば、25年でちょうど100年になる。歌唱力、表現力、話術で意地を見せたミュージシャンたちが、大舞台で色あせない輝きを見せた。時代を支え続けたファンの声援を受け、まだ昭和は終わっていないことを証明し続けるはずだ。

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