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【高校サッカー】矢板中央 伝統的堅守に攻撃力を加え日章学園撃破 「矢板の壁にやりが加わった」

スポニチアネックス / 2025年1月1日 4時2分

<矢板中央・日章学園>後半、日章学園・高岡(中央)は矢板中央・佐藤(左)、田中に厳しくマークされる (撮影・西川祐介)

 ◇第103回全国高校サッカー選手権 矢板中央2-1日章学園(2024年12月31日 フクアリ)

 矢板中央が自慢の防壁と新たな武器で3大会ぶりに3回戦進出を果たした。高岡擁する日章学園から18本のシュートを浴びても、U―18日本代表GK藤間を中心とした堅守で1失点にしのぐ。放ったシュートは7本ながら1―1の後半20分にFW朴大温(ボク・テオン)が勝ち越しゴール。高橋健二監督は「相手攻撃陣に時間をかけながらも切り替えて攻撃してくれた」と称えた。

 「赤い壁」と称される伝統的堅守に攻撃力を加えるため、今年は4バックから3バックに変更。三角コーンの間をドリブルする練習を繰り返し、個人の突破力を鍛えた。指揮官が「先発11人+交代選手5人がレギュラー」と言い続けた通り、途中出場した“切り札”朴は「矢板の壁にやりが加わった」と胸を張る。3回戦の上田西戦へ向け、DF佐藤は「1失点したのはまだまだ自分たちの甘さ」と表情を引き締めた。

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