星野源 紅白後のANNで感極まり涙…「ばらばら」への思い説明「自分の人生とずっと並走する歌」
スポニチアネックス / 2025年1月1日 15時59分
歌手の星野源(43)が12月31日深夜放送のニッポン放送「星野源のオールナイトニッポン」(火曜深夜1・00)に生出演し、第75回NHK紅白歌合戦で「ばらばら」を披露したことへのリスナーからのメールに涙する場面があった。
紅白では2010年リリースの「ばらばら」をアコースティックギターの弾き語りでしっとりと歌い上げた。歌詞の一節「本物はあなた わたしは偽物」を「本物はあなた わたしも本物」と変更し、思いを伝えた。
紅白では当初、「地獄でなぜ悪い」を歌うことが発表されていたが、同曲は13年公開の園子温監督の同名映画の主題歌だったことから、園氏の過去の報道内容に触れて疑問視する声が続出。NHKが26日に曲の変更を発表した。
星野も公式サイトを通じ、「地獄で…」について「2012年にくも膜下出血で倒れ、その闘病期に病院でこの楽曲の作詞をしました。詞の内容は、星野の個人的な経験・想いをもとに執筆されたものです。後述する映画のストーリーを音楽として表現したものではありません。星野源の中から生まれた、星野源の歌です」としたものの、「この曲を紅白歌合戦の舞台で歌唱することが、二次加害にあたる可能性があるという一部の指摘について、私たちはその可能性を完全に否定することはできません」として楽曲の変更を決断したことを明かしていた。
この日の生放送では紅白を見たリスナーからのメールを紹介。「歌詞変更で『世界はひとつじゃない』という言葉がよりストレートに響いた」「源さんの思い届いてます」「紅白、泣きながら見ました。色々な感情、思いを持った人たちに伝わったと思います」などのメッセージを読み上げたが途中で声を詰まらせ、しゃくりあげて泣いている様子をうかがわせた。
そして「15年前ですかね、『ばかのうた』というファーストアルバムの1曲目に入ってる曲で、15年も前なので聴くと恥ずかしい部分もあるんですけど」と「ばらばら」について説明。
「自分にとってはとても大事な曲で、25歳ぐらいの時に作りました。その曲を作って初めて自分の歌ができた感じがするなっていう、その時はこういう言葉の言語化という感じではなかったですけど、結果的にそういう感覚だったと今は思います。誰にも似てない、もちろん色々な人に影響を受けているんだけど、自分の音楽、自分の歌、星野源の歌、星野源の音楽っていうものができたな、とはっきり感じた1曲でした」と当時の思いを振り返り、自身にとって特別な曲であることを明かした。
そして「昔の曲ではありますが今歌って今日も歌いましたけど、自分の中では常に今の、リアルタイムの曲だなと思います。自分の人生とずっと並走する歌だなと今日も感じました」と話し、「ばらばら」を流した。
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