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森永卓郎氏 年収の壁引き上げなのに…衝撃の減税効果を算出 垣花正も絶望「うそでしょ…」

スポニチアネックス / 2025年1月1日 16時13分

森永卓郎氏

 経済アナリスト森永卓郎氏(67)が1日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)に生出演し、2025年の国民生活の行方を占った。

 国民民主党が掲げていた「手取りを増やす施策」として、年収103万円の壁の引き上げが始まる。しかし、国民民主が求めていた引き上げ額178万円に対し、自民・公明両党が決定した大綱では、基礎控除と給与所得控除をそれぞれ10万円ずつ引き上げた123万円にとどめた。さらに、高額医療費の負担限度額が引き上げられるほか、1~4月には6121品目もの値上げが待っており、国民生活にとってネガティブな要素がてんこ盛りだ。

 森永氏は「分からないどころか、大混乱というのが今の経済政策なんです」と困惑気味に語り、政府による電気代補助も終了したことを説明。「一番、我々の暮らしに直結する電気代。12月で政府の補助がなくなったので、まだ請求書はきてないけど、請求書を見て“え?こんな電気使ったっけ?”というふうになると思うんです」と見通した。

 1、2月は補助が復活するが、その額は1kWh当たりわずか2・5円。森永氏によると「このことによって1000円くらい、普通の家庭だと下がる」というが、3月からはその額が1・3円へと半減する。「その後はどうなるかよく分からないという。これはまさに政治の大混乱。私は言いたい。国民を振り回すんじゃねえぞ!お前って」と声を荒らげた。

 ここで森永氏の話は、再び年収の壁の引き上げ額に。「パートタイマーじゃなくて、年収300万円台とか普通のサラリーマンにとっては、地方税込みで減税は1万5000円。つまり、月で言うと1000円くらい」と計算。「さっき言いましたよね。電気代が1000円くらい月に上がっているので、電気代の補助くらいしか減税がこない」と打ち明けると、パーソナリティーのフリーアナウンサー垣花正は「うそでしょ…」と絶句した。

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