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宝塚歌劇団・宙組トップ芹香斗亜のサヨナラ公演が本拠地で開幕「この上無い幸せを感じております」

スポニチアネックス / 2025年1月1日 17時28分

フィナーレで大きな羽根飾りを背負い大階段を下りた宝塚歌劇団宙組トップスター芹香斗亜(撮影・井垣 忠夫)

 4月27日で退団する宝塚歌劇団宙組トップスター、芹香斗亜(せりか・とあ)のサヨナラ公演「宝塚110年の恋のうた」「Razzle Dazzle」が1日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した。 

 「宝塚110年…」は、昨年創立110周年を迎えた宝塚歌劇の日本物の名作を綴った和物ショー。芹香が藤原定家にふんし、時空を超えて旅を続ける芝居仕立ての斬新なステージで「この恋は雲の涯まで」「誠の群像」「星影の人」など往年の名作の数々にファンも見入った。

 同作は本来昨年5月に上演予定も、一昨年9月の団員急死を受けてスケジュール見直しとなり、今回の上演となった。

 一転、1950年代のハリウッドを舞台にした「Razzle…」は、賭けの対象として“偽りの恋”を手に入れようとする若者が“本物の愛”に気付くまでを描くラブストーリー。サヨナラを思わせるしんみりしたシーンはなく、芹香らしい軽やかな雰囲気が漂っていた。

 芹香はカーテンコールで「2025年の始まり、そして宝塚歌劇111周年の1月1日という、この素晴らしい日に舞台に立つことができ、この上無い幸せを感じております」などとあいさつ。「そして、それ以上に、元日より劇場に足をお運びくださった皆様に心より感謝の気持ちで一杯でございます」と感謝し「2025年が皆様にとりまして素晴らしい1年となりますように、そして、本年も宝塚歌劇をどうぞよろしくお願いいたします」などとしめくくった。

 公演は2月2日まで同劇場で行われ、東京宝塚劇場で3月15日~4月27日まで上演される。

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