大谷ドジャースの25年の目標はMLB記録シーズン116勝への挑戦 01年はイチローのマリナーズが達成

投手復帰も期待される大谷翔平

　大リーグ公式サイトが1日、2025年のMLB各球団を予想した。各球団の番記者が1項目ずつ、選手やチームについて目標設定や予測を行っており、ドジャースについてはMLBのレギュラーシーズン最多記録116勝への挑戦が挙げられている。

　ドジャースは2024年にワールドシリーズを制覇したが、2025年にはさらに強力なチームとなることが見込まれている。昨年は右肘のリハビリを行っていた大谷翔平が、今年どこかの時点で投手として復帰し、山本由伸、タイラー・グラスノー、ブレーク・スネルとローテーションにエース級が並ぶ。先発投手陣はメジャーでもトップクラスになると予想されている。それに加え、依然として球界最高の打線を擁しており、うち3人が将来の殿堂入りが確実視されている。

　そのため、ドジャースにはレギュラーシーズンの歴代最多勝利記録の116勝に挑戦する現実的なチャンスがある。多くの要素がうまくいく必要があるが、才能ある選手たちがそろう。116勝に到達したのは1906年のカブスと2001年のマリナーズの2球団。06年のカブスは116勝36敗2分で2位ジャイアンツに20ゲーム差をつけ、勝率.763だった。01年のマリナーズはイチローがけん引してMVPを獲得し、116勝46敗、勝率.716だった。

　もっとも、両球団ともにポストシーズンで敗退し、世界一はならなかった。カブスはワールドシリーズでホワイトソックスに2勝4敗で敗れ、マリナーズもア・リーグ優勝決定シリーズでヤンキースに1勝4敗で敗退した。