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【大学選手権】帝京大 4連覇へ王手 対抗戦では早大に完敗も青木主将「勝ちたい気持ちに貪欲になれるか」

スポニチアネックス / 2025年1月3日 4時17分

<明大・帝京大>前半、本橋尭が抜け出してトライ(撮影・篠原岳夫)

 ◇ラグビー全国大学選手権準決勝 帝京大34-26明大(2025年1月2日 国立競技場)

 早大が京産大を31―19で下して5大会ぶりの日本一へ王手をかけた。HO佐藤健次主将(4年)らFW陣がスクラムで圧倒。前回大会の準々決勝で敗れた因縁の相手に雪辱を果たした。4連覇を狙う帝京大は明大に34―26で勝利。一昨年と同じ顔合わせとなる決勝は、13日に秩父宮ラグビー場で行われる。

 帝京大が4連覇へ王手をかけた。前半終了時は2点差に迫られたが慌てず、後半に入ると3連続トライで試合を決定づけた。「接点で勝っていたので、自陣でディフェンスしていてもスコアされそうな雰囲気はなかった。焦る瞬間もなかった」と冷静に振り返ったFL青木恵斗主将(4年)。前回大会の決勝で対戦した明大を相手に王者の貫禄を示した。

 対抗戦で早大に大敗してから2カ月。青木主将は「一戦一戦成長しているので力はついていると思う。必ず今年も日本一になりたい」と雪辱への思いを強めた。「ここまで来たら、勝ちたい気持ちにどこまで貪欲になれるかの勝負」。王者の誇りを胸に、日本一は譲らないつもりだ。

【明大は猛追及ばず】

 明大の6大会ぶり奪冠の夢は、王者の前に阻まれた。22点を追う後半35分から連続トライで猛追も及ばず。倒れ込みながらのトライで一矢報いたNo・8木戸主将は、大学最後の試合を終えて「言葉が出ないです…勝ちたかったですね」と目に涙を浮かべながら話した。神鳥裕之監督は「力と力の真っ向勝負でひるまず戦ってくれた。ここまでやってきた選手たちを誇りに思います」と称えた。

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