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【高校サッカー】堀越・三鴨 4得点2Aで敵将も「格好いい」 場内インタで「大迫選手の10得点狙える」

スポニチアネックス / 2025年1月3日 4時21分

<松山北・堀越>前半、堀越・三鴨はゴールを決め喜ぶ(撮影・西尾 大助)

 ◇第103回全国高校サッカー選手権 堀越6-1松山北(2025年1月2日 駒沢)

 3回戦の8試合が行われ、堀越(東京A)が松山北(愛媛)を6―1で退け、4強入りした前回に続く準々決勝進出を決めた。FW三鴨奏太(2年)が前半7分の先制点など4得点2アシストの活躍で快勝に導いた。明秀学園日立(茨城)が帝京(東京B)を1―1で突入したPK戦を5―4で制し、8強進出を決めた。

 ゴールラッシュが止まらなかった。三鴨が4得点2アシストと全得点に絡む活躍で堀越を8強に導いた。2年生エースは「得点を重ねてアシストも見せられた。自分の特長を出せた」と胸を張った。確かな技術と決定力、さらに冷静な判断力が際立った。

 前半7分に右足で先制のループ弾。「(足を)振ったら芝に深く入ってふかすかも。DFも来ていたので浮かすのが一番かな」と瞬時の判断が光った。16分は20メートル超の左足ミドル弾。「前が空いたので。2点目が入って“今日は自分の日かな”と」。得点パターンも多彩だった。

 周りもよく見えている。25分に右後方からのパスを胸で落として味方をアシスト。自ら3点目も狙える状況で「強引に行くのは自分のプレーじゃない」とつないだ。39分には頭でハットトリックを達成し、後半6分には自身4点目。圧巻の内容にも、選手主導のボトムアップのチームらしく29分には「頭と体が合わなくなってきた」とDF竹内主将と話し、ベンチに下がった。

 4強に入った前回大会は1年生ながら4試合に交代出場。準決勝では国立の土も踏み「あの経験がどこに行っても堂々とプレーできる理由の一つ」と語る。津工(三重)との2回戦は空回りしたが、それでも終了間際にダメ押し弾。この日の本領発揮につなげた。

 5得点で得点ランク首位。「得点王は全く意識していない。勝つのが一番」と話した一方で場内インタビューでは「大迫選手の10得点も狙えると思う」と宣言。鹿児島城西の大迫勇也(神戸)が08年度に残した“半端ない”金字塔も視界に捉えた。 (東 信人)

 ▼松山北・兵頭龍哉監督 こんなに差があるのかと現実を目の当たりにして残念。全国のレベルを学んだ。(堀越の三鴨は)ポジションの取り方が凄い。格好いいと思った。

 ◇三鴨 奏太(みかも・そうた)2007年(平19)5月24日生まれ、東京都出身の17歳。幼稚園からサッカーを始め、小学1年から足立区を中心に活動するクラブ「FCオーパスワン」に入り、中学時代は同クラブのU―15でプレー。今大会の東京都予選では8得点を挙げた。好きな選手はメッシ。利き足は右。1メートル69、69キロ。

 ≪2年生の4得点は32大会ぶり≫ 堀越の2年生FW三鴨が松山北戦で4得点を挙げた。個人の1試合4得点以上は21年度の阪南大高FW鈴木章斗(5得点)以来で、首都圏開催となった76年度以降12人目。2年生では87年度の東海大一FW濁沢一仁、92年度の習志野FW原祐俊(5得点)に次ぎ32大会ぶり3人目となった。

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