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【箱根駅伝】シード権争いも大注目 9位・東洋大から14位・帝京大までの思惑は?

スポニチアネックス / 2025年1月3日 4時31分

<箱根駅伝往路・芦ノ湖ゴール>9位でゴールする東洋大5区・宮崎(撮影・尾崎 有希)

 ◇第101回東京箱根間往復大学駅伝・往路(2025年1月2日 東京・大手町―箱根・芦ノ湖=5区間107・5キロ )

【9位・東洋大 誤算…当日4人変更】

 当日変更で4人が入れ替わる誤算もあり、9位でフィニッシュ。酒井俊幸監督(48)は「がらりと変わってしまった。ほとんどぶっつけ本番だった」と嘆いた。特に痛かったのは2区の梅崎主将(4年)が前日にアキレス腱を痛めて欠場したこと。指揮官は「衝撃が走ったが、梅崎が一番悔しいと思う」とおもんぱかった。20年連続のシード権獲得は、早めに後続の追走を振り切ることが重要で、「6区が慌てずに行ければ」と鍵を挙げた。

【10位・日体大 2区失速も巻き返し】

 シード圏内の10位と健闘した。2区の山崎(3年)がハイレベルな展開に対応できずに区間19位に低迷。18位まで順位を落としたが、3区の富永(4年)が区間9位、4区の田島(3年)が区間5位、5区の浦上(3年)が区間11位でまとめた。玉城良二監督(63)は「過去に例を見ないレベルの2区は苦しいレースになったが、シード圏内で箱根まで走れたのは大きい。復路もサバイバルレースから落ちずにしっかりシード権を確保したい」と語った。

【12位・中央学院大 5区柴田が大奮闘】

 6年ぶりのシード獲得へ、10位の日体大と34秒差につけた。2区のエース吉田主将(4年)が区間6位の快走で7位に押し上げたものの、3区の市川(2年)が同18位と振るわず。それでも、5区で柴田(4年)が区間7位の走りで12位まで順位を上げ、復路へとつないだ。川崎勇二監督(62)は「(往路を)7、8番手で来れば(総合順位で)5、6位に絡めると予想していた。とはいえ10位までは差がないので」と逆転を期した。

【13位・順大 「まだ届く位置」】

 10位以内のシード圏まで37秒差で復路へと向かう。長門俊介監督(40)は「欲を言えばシード圏内に入りたかったけど、まだ届く位置。挽回できるんじゃないかというワクワクした気持ちがある」と前向きに受け止めた。過去11度の総合優勝を誇る名門は、4年ぶりに予選会から勝ち上がってきた。シードはもちろん、視線の先はさらなる上位。「もう欲を出して“上を上を”という気持ちでいきたい」と気合十分に言った。

【14位・帝京大 1&2区が快走】

 1区の島田(3年)が5位の好位置で飛び出し、2区のエース山中(4年)も区間5位の力走を見せる好スタートを切るも、その後に順位を下げて14位でフィニッシュ。中野孝行監督(61)は「1、2区はパーフェクト。3、4、5区も練習はできていたんだけど、ちょっとうまく合わなかった」と冷静に振り返った。シード圏までは1分25秒差を追う。指揮官は「できる選手たちばかりなので巻き返しにいく」と追い上げを誓った。

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