川内優輝 関東学連9区・古川にエール 29歳で箱根に否定的な声も「そのようなこと言う必要ありますか」

川内優輝

　◇第101回東京箱根間往復大学駅伝・復路（2025年1月3日　神奈川・箱根町～東京・大手町の５区間109・６キロ）

　男子マラソンの川内優輝（37＝あいおいニッセイ同和損保）が3日、自身のX（旧ツイッター）を更新。第101回東京箱根間往復大学駅伝・復路について言及した。

　往路18位相当の関東学生連合は、8区の秋吉拓真（東大3年）から、9区の古川大晃（東大院4年）に“赤門タスキリレー”。学習院大時代、関東学連選抜として箱根駅伝を2回経験している川内は「#学生連合　9区に東京大学大学院の古川選手が当日変更。学生連合が編成されなかった昨年は予選会に出場せず、留年までして挑んだ3度目の正直。何度も　#学連選抜　入りしながらも10区当日変更で出走できなかった依田さんの分まで東大院初の箱根駅伝ランナーとして頑張って欲しいです」と応援した。

　なお、古川は29歳。“20歳前後の他の大学生の枠を奪っている”といった否定的な意見が寄せられると、川内は「箱根駅伝に出場したランナーのほとんどが卒業後もプロや実業団ランナーとして世界に挑戦するのであれば、おっしゃることはわかります」としつつも「しかし、卒業と同時に引退する選手も多い状況で、『ルールに則って出場する選手』にそのようなことを言う必要はありますか？」と反論した。

　古川に対しては、東大出身のタレントでクイズプレーヤーの伊沢拓司も「学連で9区を走る東大大学院博士課程の古川選手、東大とは全く関係ないところでちょっとしたご縁があったので応援しています。D進して箱根を走るのは凄すぎる」とエール。給水ポイントでは乳酸代謝研究の第一人者で、乳酸を中心に運動中のエネルギー代謝についての研究を行っている東京大学大学院教授・八田秀雄氏が激励していた。