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【箱根駅伝】国学院大の10区・吉田 父のケツメイシ・大蔵のエールに応えた「元気が出た」

スポニチアネックス / 2025年1月3日 15時47分

<箱根駅伝往路 大手町ゴール>総合3位の国学院大の10区・吉田(撮影・木村 揚輔)

 ◇第101回東京箱根間往復大学駅伝・復路(2025年1月3日 神奈川・箱根町~東京・大手町の5区間109・6キロ)

 3冠での初優勝を目指した国学院大は、往路6位から追い上げて総合では20年の同校最高記録に並ぶ3位でフィニッシュした。3位の早大とほぼ並ぶ4位でたすきを受けたアンカーの吉田蔵之介(2年)が、17キロ付近で仕掛けて引き離し、青学大、駒大に続く3強の牙城を守った。

 人気音楽グループ「ケツメイシ」のリーダー・大蔵を父に持つ吉田は、「優勝を目指していたので悔しいのはあるが、往路の結果から3位。僕がゴールテープを切れたのは、仲間のおかげ」と感謝した。

 父からは出走前に電話で会話し、「楽しんでこい。この1年の苦しみに比べれば、1時間10分は苦痛じゃない」とエールを送られたという。昨年の箱根駅伝後に大腿骨を故障し、今年9月にもケガのアクシデント。昨年10月の出雲駅伝、同11月の全日本駅伝は不出走で2冠には貢献できなかったが、2年連続の箱根路で表彰台に貢献した。

 父・大蔵は残り3キロ付近の路上に応援に駆け付けていたという。「3時間前の、(他の観戦者が)誰もいないくらいから場所取りしてくれていたみたい。知らされていなかったが、(オリジナルの)タオルをつくってくれていた。元気が出ました」と熱烈に応援してくれた父に感謝した。

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