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【箱根駅伝】順大 あと7秒…11位でシード逃す 21年駒大優勝タイム上回るも、残り800m力及ばず

スポニチアネックス / 2025年1月4日 4時32分

ゴールし、悔しそうな表情を浮かべる順大の10区・古川(中央)(撮影・木村 揚輔)

 ◇第101回東京箱根間往復大学駅伝・復路(2025年1月3日 神奈川・箱根町~東京・大手町の5区間109・6キロ)

 超ハイレベルなシード権(10位以内)争いが繰り広げられた。20キロ付近まで4チームが8位集団を形成。残り800メートルを切ってからのスパート合戦で東洋大が20年連続のシードを死守、東京国際大、帝京大も10位以内に滑り込んだ。近年、シューズ性能、トレーニングの質も高まり選手レベルは飛躍的に向上。11位の順大は7秒差で涙をのんだが、21年駒大の優勝タイムを1分近く上回る好タイムだった。

 順大は10位の帝京大に7秒遅れの11位で2年ぶりのシード権獲得を逃した。10時間55分5秒は、21年駒大の優勝タイム(10時間56分4秒)を1分近く上回る好記録も、超ハイレベルなシード争いに僅差で屈した。長門俊介監督(40)は「予選会からここまで来ただけに悔しい。完全に力負け。ただ選手はよく頑張ってくれた」とねぎらった。 

 昨年11月にはOBでパリ五輪体操団体総合金メダルの萱和磨から「箱根は毎年見ている。頑張ってほしい」とエールを送られていた。服部主将(4年)は「シード権を獲ることで期待に応えたかった」と目を赤くした。昨年10月の予選会は1秒差で10位に滑り込んだ粘りも最後のスパート合戦で涙をのんだ。 (伊東 慶久)

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