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【箱根駅伝】青学大 充実した選手寮が連覇の下支えに OBがシェフ、交代浴で体調管理も万全

スポニチアネックス / 2025年1月4日 4時50分

2年連続8度目の優勝を飾りナンバーワンと指さす青学大・原晋監督、妻・美穂さん(代表撮影)

 ◇第101回東京箱根間往復大学駅伝・復路(2025年1月3日 神奈川・箱根町~東京・大手町の5区間109・6キロ)

 青学大の強化を支えたのが昨年9月に完全リフォームされた東京・町田の選手寮だ。食堂・厨房(ちゅうぼう)に浴室、トレーニングルームなど充実した施設がそろう。原監督は「故障させない仕組みをつくっている。全てにおいて組織化されたものがあります」と自慢を口にする。

 これまで選手は業者が配達した食事だったが、10月からチームOBの鶴貝彪雅シェフと原監督の妻・美穂さんが栄養満点の料理を提供。田中主将は「寮が改修され、お気に入りはやっぱり食事です」と語る。温浴槽と冷浴槽も完備され、交代浴が可能となった。自律神経の調整力は増し、疲労回復や免疫力アップにも効果てきめん。前回大会は直前にインフルエンザがまん延したが、今回は体調管理も万全だった。

 トレーニングルームは体系化された「青トレ」でみっちり鍛えるスペースとなっており、マッサージルームは契約業者が毎日、訪れて体のケアを行っている。まさにこだわりの空間から箱根の頂点にたどり着いた。

【青学大メンバー10人喜びの声】

《1区・宇田川瞬矢》 チームに感謝。貢献できたかはいまいちかなと思うけど充実した1年だった。

《2区・黒田朝日》 去年も経験しているので自信を持ってスタートに立つことができた。100%出せた。

《3区・鶴川正也》  最後の箱根でみんなに助けられて最高の笑顔になれた。一生の思い出です。(実業団で競技継続予定)

《4区・太田蒼生》  区間新を残したかった。悔しいが、チームの目標を達成できてうれしい。(GMOインターネットグループで競技継続)

《5区・若林宏樹》  区間賞、区間新を獲れて満足している。さまざまなことにチャレンジして優勝という形で実ってくれて安心している。(日本生命に就職。競技引退)

《6区・野村昭夢》  56分台を目標に取り組んできた。全員で優勝できてうれしい。(住友電工で競技継続)

《7区・白石光星》 チームとして1位でゴールできたのでうれしい。(住友電工で競技継続)

《8区・塩出翔太》 うれしい気持ちで、いっぱい。もっと自分のところで広げたかったが、役割は果たせた。

《9区・田中悠登》  楽しい幸せな23.1キロでした。部員62人みんなでつかんだ優勝。主将の仕事を果たせた。(福井放送に就職。競技引退)

《10区・小河原陽琉》 先輩方が駒大との差を広げてきてくれたので、安心して走ることができて、感謝の気持ちでいっぱい。最高の笑顔でゴールができて良かった。

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