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棚橋がEVILになんとか逆転勝利! 5日のドーム戦で新日本の同期・柴田と対戦

スポニチアネックス / 2025年1月4日 19時20分

<新日本プロレス>EVILを丸め込んで勝利した棚橋(撮影・島崎忠彦)

 「WRESTLE KINGDOM 19 in 東京ドーム」(4日、東京ドーム)「WRESTLE KINGDOM 19 in 東京ドーム」が4日、東京ドームで行われた。

 2026年1月4日に引退を表明した社長の棚橋弘至(48)は“キング・オブ・ダークネス”EVILとランバージャックデスマッチで行われた。EVIL軍の乱入などでピンチに立たされたものの、15分7秒、EVIL(変形大外刈り)からの体固めを首固めで返した棚橋が勝利を収めた。試合後はEVIL軍の集団攻撃に新日本時代の同期だった柴田勝頼(45)が救出。5日のドーム大会での対戦を要求し、決定した。

 最後の最後で今持てる力を振り絞った。棚橋が九死に一生を得て白星をもぎ取った。

 反則や場外カウントなどなしのランバージャックデスマッチ。棚橋が「負けたら即引退」を口にして臨んだ。反則攻撃やEVIL軍の乱入などで棚橋が追い込まれる。目潰しなどの反則に加え、さそり固めであわやギブアップかと思われた。「引退」の2文字でこらえた。さらに攻撃の手を緩めないEVILの得意技から体固めに来たのを一瞬の隙を突き、首をうまく固めて逆転勝ち。なんとか勝利をものにした。

 勝利後もEVIL軍の攻撃になすすべもない。そこへ新日本で同期だった現在はAEW所属の柴田が救出にリングに登場。EVIL軍を蹴散らすと「あした疲れてないなら試合をしませんか」と対戦要求され、棚橋は「俺は疲れたことはないのでやりましょう」と快諾し対戦が決定した。

 試合後はインタビュールームにマスターワトに肩を借りて戻ると「勝つには勝ったがこれではダメなんだ。悔しいけれど今の俺にできる精いっぱいをこれからも重ねていく」と何とか言葉を絞り出した。

 5日の東京ドーム大会の柴田戦には「ヤングライオンでデビューして切磋琢磨(せっさたくま)してきた。柴田選手とは戦っておきたい」と前向き。引退ロード第1弾は薄氷の1勝だった。それでも棚橋は2026年1月4日まで歩みを止めない。

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