俳優のロバート・ボールドウィンさん死去、59歳 娘の女優・有賀零が報告 2年前から大腸がんで闘病も…

ロバート・ボールドウィンさん（@grizzlybaldwinから）

　カナダ系日系人タレントで俳優のロバート・ボールドウィンさんが昨年12月26日に亡くなったことを4日、娘で女優の有賀零が自身のX（旧ツイッター）で報告した。59歳だった。

　有賀は「ロバート　ボールドウィン関係者、応援してくださっている皆さんへ」として文書の画像を投稿。文書には「訃報」として「父　ロバート　ボールドウィンは2年前に大腸癌の診断を受けて以来闘病生活を送って参りましたが昨年12月26日に五十九歳で永眠いたしました」と発表。葬儀については「親族の希望により葬儀は12月30日に近親者のみで家族葬にて執り行いました」とした。

　「本来であれば旧年中にご挨拶を申し上げなければならないところ年が明けてしまってからのお知らせとなりましたことお詫び申し上げます」とし「皆さまには故人に賜りましたご厚情に深謝申し上げます」と感謝を記した。

　また「お知らせは父のSNSアカウントから投稿したいと存じておりましたが父の管理する電子機器やメールアドレスなどの暗証番号を生前に確認することができなかったため私のアカウントからのお知らせとさせていただきます」と有賀が父の最期の報告を投稿した経緯を説明した。

　そして「父は仕事熱心で交友関係の広い人でした」と回想。「私だけの力では父のことを応援してくださったファンの皆さまや一緒にお仕事をさせていただいた方に訃報を届けられないかもしれません」「この訃報が届くべき全ての方に故人と親族からの感謝の思いが届くよう可能な方は投稿の拡散にご協力をお願いいたします」と呼び掛けた。

　ロバート・ボールドウィンさんは2005年には特撮ヒーロー番組『超星艦隊セイザーX』でゴルド役で出演。2013年には「獣電戦隊キョウリュウジャー」のラミレス・キョウリュウシアン役で7年ぶりに特撮作品に準レギュラー出演した。また、「さんまのSUPERからくりTV」の「外国人日本王」というコーナーでは流暢な日本語で日本に関する博識を披露し、明石家さんまらを驚かせるなど、バラエティー番組でも活躍した。さらに2006年の「第57回NHK紅白歌合戦」にも出演している。