伊藤沙莉、結婚発表 蓬莱竜太氏「嫁に来ないか」熱唱プロポーズ→間奏中に指輪渡され伊藤号泣

劇作家の蓬莱竜太氏

　女優の伊藤沙莉（30）が4日、交際していた劇作家の蓬莱竜太氏（48）と結婚したことを発表した。パーソナリティーを務める配信ラジオ番組で「蓬莱竜太さんと結婚しました！昨年籍を入れさせていただきまして」と報告。関係者によると、昨年末に婚姻届を提出した。

　番組冒頭で発表した際には、恥ずかしさからか何度もかみながらも、声は幸せいっぱい。「ずっと一緒にいたいとは思ったし、私はこの人じゃなきゃマジで無理だな」などと早速のろけていた。

　2人の出会いは、蓬莱氏が作家を務める劇団「モダンスイマーズ」のファンだった伊藤を、劇団の友人が紹介したのがきっかけ。21年に蓬莱氏が手がける舞台に出演することになり、稽古前に事務所社長らを交えて会食した際に意気投合し、関係が進展していった。

　交際当初から同棲しており、伊藤の説明によるとプロポーズも自宅だった。主演したNHK連続テレビ小説「虎に翼」の撮影期間中、疲れて帰宅すると蓬莱氏がリビングで新沼謙治（68）の「嫁に来ないか」を歌って出迎えてくれた。間奏中に指輪の箱をパカッと開けて「沙莉ちゃんの笑っている顔が大好きなので、笑顔を生む権利を僕にください」と求愛。その時の自身の様子を伊藤は「涙が止まらなくなっちゃって“沙莉ちゃんお返事は？”って聞かれて、しますしますって」と照れながら明かした。

　22年に交際が公になった当初から“19歳差カップル”として話題を集め、今年元日付で本紙が結婚の意思を固めたと報道。その前日にNHK紅白歌合戦の司会の大役を務めた伊藤の結婚は話題となったが、翌2日に伊藤はSNSで結婚報道は否定せずに「結婚発表はしてません！」と投稿。この表明について、2人を見守ってきた知人は「その言葉通り、結婚発表があったものと思い違いをした人たちに向けて発信したもので、結果ラジオで思い通り自らの口で発表ができたことに2人も周囲も喜んでいます」と話している。

　蓬莱氏は昨年周囲に「彼女のためにも自分が40代のうちに結婚したい」と明かしており、その思いをかなえてのゴールイン。周囲から「本当に幸せな夫婦になると確信している」と太鼓判を押されるほどのおしどり夫婦。番組の最後に伊藤は「毎日何かひとつは爆笑してるから、笑いが絶えることなく過ごしてる。これからもゆるーく、うちらなりに過ごしていけたら」と思い描く幸せな家庭像を語った。

　◇伊藤　沙莉（いとう・さいり）1994年（平6）5月4日生まれ、千葉県出身の30歳。03年、9歳の時にドラマ「14ヶ月～妻が子供に還っていく～」でデビュー。16年に「全員、片想い」で映画初主演。23年はドラマ「シッコウ！！～犬と私と執行官～」に主演。お笑いコンビ「オズワルド」の伊藤俊介は実兄。

　◇蓬莱　竜太（ほうらい・りゅうた）1976年（昭51）1月7日生まれ、兵庫県出身の48歳。96年、舞台芸術学院演劇科本科を卒業。99年に俳優の西條義将と劇団モダンスイマーズを旗揚げし、座付き作家に。商業演劇でも活躍し、09年に舞台「まほろば」で「演劇界の芥川賞」と呼ばれる岸田国士戯曲賞を受賞。