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巨人・大勢 今永イズム 「投げる哲学者」から金言「打たれても考え過ぎるな」「人生は壮大な暇つぶし」

スポニチアネックス / 2025年1月5日 5時32分

サインボール抽選会で当たったのは小5の担任をハグする巨人・大勢(右)(撮影・井垣 忠夫)

 巨人・大勢投手(25)が4日、地元の兵庫県多可町で行われたトークイベントに参加した。入団から昨季までの3年間で計80セーブを記録しているが、今季は中日から通算166セーブを誇るライデル・マルティネス投手(28)が加入。昨年12月に合同自主トレを行った「投げる哲学者」ことカブス・今永昇太投手(31)からの金言を胸に、ガチンコ勝負でクローザーの座を死守する。

 一瞬で大勢の表情が引き締まった。地元でもあり、和やかなムードでトークショーが続いたが、ファンから「今季の希望イニングは?」と問われた時だ。「もちろん9回を投げたい。競争しながら自分の力でポジションを勝ち取るのがプロ」。守護神のプライドをにじませ、言い切った。

 入団1年目から昨季までの3年間で80セーブ。マルティネスの入団が決まった際は「モヤモヤした」という。阿部監督の助っ人右腕を守護神、自身を8回に回すという構想は報道を通して知ったが、戦わずして守護神の座を譲るつもりはない。

 勝算はある。23年WBCで共闘して親交を深めた今永と、昨年12月に初めて合同自主トレ。「投げる哲学者」と称され、メジャー1年目の昨季にいきなり15勝を挙げた左腕と多くの時間を共有した。印象に残った言葉は「野球を知らない人、見ていない人もたくさんいる」。「打たれても考え過ぎるなということ」とポジティブ思考を学んだ。日々、悲観的にならないようにと「人生は壮大な暇つぶし」との金言も授かった。「教えてもらったポジティブシンキングで壁を乗り越えたい」と強い決意を胸に、2月の春季キャンプでの守護神争いに臨む。

 奇妙な初夢を見たことも明かした。沖縄でのオープン戦で9回を締め勝利に貢献も阿部監督がハイタッチを拒否。それでも「どこかでショック受けてたんですかね。8回と言われて」と笑い飛ばす。

 「ライデルという良い選手が入ってきた。自分自身の成長につなげていきたい」と大勢。守護神の座を死守する。人口約1万8000人の小さな町から生まれた男の決意は固い。(村井 樹)

 《初の地元イベントで元担任にサイン》多可町の「ふるさと親善大使」でもある大勢が、地元でトークイベントを行うのは初めて。集まった544人の前では「プロ野球選手である以上、高みを目指すのは当たり前」とメジャー挑戦への思いも明かし「まだまだだけど、ちゃんと活躍して(球団に)恩を返してから行けたら」と見据えた。イベント終盤にはサインボールが当たる抽選会を実施。最初に小学生時代の担任を引き当てる強運も発揮し、会場を盛り上げていた。

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