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日本ハム郡司の新春目標は「満足せずに新たな自分に挑戦」! 20発、福田俊&万波とユニットも

スポニチアネックス / 2025年1月5日 8時32分

<日本ハム正月企画>郡司(撮影・高橋 茂夫)

 日本ハム・郡司裕也捕手(27)がスポニチ本紙の新春インタビューに応じた。昨季は自身初の規定打席に到達し、チーム5位の12本塁打を放つなど飛躍を遂げた。主力として欠かせない戦力になった男の今季は長打力を磨き、「20発以上」が目標。プライベートでも挑戦したいことを明かした。

 ――明けましておめでとうございます。昨季はどんなシーズンになった?

 「三塁挑戦から始まり、本当に波瀾(はらん)万丈なシーズンでした。正直、運が良かったですね。(清宮)幸太郎がケガをして、ジェイ(野村)が不振になって降ってきたチャンスだった。そこをものにできたのは(新庄)監督が言う“チャンスは一瞬”をかぎ分けられた」

 ――ファンが増えた感覚もある。

 「めちゃくちゃ増えた。中日の時はトークショーに出演すると、僕を“おもしろ目線”で見てくれる人が多かった。でも最近はファン層が変わってきて、心から応援してくれてるんだなという方が増えた。ただの面白いやつから昇格して、野球選手になれました」

 ――チームの中でも女性人気が高い。

 「たまに“本当に格好いい”と言われるんですけど、イケメンとして立ち回ってないので、それに対する返しが分からない。黄色い声援に対する正しい反応を見つけることが今後の課題ですね」

 ――シーズン中から機転の利いたコメントが多い。コメント力を育んだものは?

 「僕的には2人いる。一人は母親。初対面の人でも、前から仲良かったみたいな絡み方をするので、そこは血を引いているかも。機転の利いたことを言いたくなっちゃうのは、母親から来ているのかな。もう一人は高校(仙台育英)の佐々木監督(現学法石川監督)。雑談の中でも話の展開が組み立てられている。芸をやらなくても、話だけで笑いを取れると思わせてくれた」

 ――今年プライベートで挑戦したいことは?

 「慶大の頃からギターを弾きたい夢をずっと持っています。池田さんが弾けるのでうらやましい。欲しい能力は、大谷さんみたいな本塁打を打つことではなく、絶対音感の方が欲しいです」

 ――弾けるようになって今年のファン感謝祭で披露したりも。

 「でも、弾けるようになると弾き語りがセットになるか…。僕は歌が下手でもないし、うまくもない中途半端な感じ。ガラガラ声ですし…。生まれた時に母親が医者から“この子は発声が下手です”と言われたらしいんですが、母親が“このままでいいです”と言ったらしく、母親を恨んでいます。福田俊さんとかマンチュー(万波)とユニットを組んで歌ってもらうのは面白いですね」

 ――野球の目標は?

 「長打率とかOPSとか運に左右されないものを高めていきたい。本塁打は伸ばしたい。最低でも2桁は乗せたいし、去年のような起用のされ方だったら20本はいきたい。やっぱり野球は本塁打。基本は速い球を投げて、遠くに飛ばすスポーツだなと感じています」

 ――改めて新年の抱負は?

 「挑戦です。去年もだいぶ挑戦の年でしたけど、満足せずに新たな自分に挑戦していきたい。移籍してきて捨て身でやってきて、怖いものなしでやれていた部分が一番大きいと思う。絶対守りに入らないように、この姿勢を崩さないようにしたい。失うものなんてないので、挑戦する姿勢を貫きたいと思います」

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