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大坂なおみ“ママ初優勝”お預け…第1セット先取後にまさかの棄権 「朝食を抜いたのが…」

スポニチアネックス / 2025年1月5日 14時10分

決勝を途中棄権して涙する大坂なおみ(AP)

 ◇女子テニスツアー ASBクラシック最終日(2025年1月5日 ニュージーランド・オークランド)

 元世界ランキング1位の大坂なおみ(27=フリー)が“ママ初優勝”を逃した。世界ランク57位の大坂はシングルス決勝で同50位のクララ・タウソン(22=デンマーク)と対戦。第1セットを6-4で先取した後に棄権した。21年2月の全豪オープン以来約3年11カ月ぶり、23年7月の出産後初のツアー優勝はお預けとなった。

 第1セットの第1ゲームはタウソンがエースを2本決めてキープしたが、大坂もエース2本で第2ゲームをキープ。第3ゲームを0-30から逆転してブレークすると、相手セカンドサーブでスコアを重ねて第5ゲームもブレークし、6-4で先取した。しかし、セット終了後に腹部の痛みを訴えてメディカルタイムアウトを取り、涙で棄権を申し入れた。それでも表彰式では笑顔を浮かべ、「朝食を抜いたのがよくなかったのかな」とジョーク。症状には触れず、「このような終わり方で残念だけど、私たちのプレーを楽しんでいただけたら幸いです。ここにいられることに感謝しています」とあいさつした。

 大坂は昨年10月の中国オープン4回戦を腰痛により途中棄権。今大会で約3カ月ぶりに復帰した。準決勝では世界82位のアリシア・パークス(24=米国)にストレート勝ち。22年4月のマイアミ・オープン以来約2年9カ月ぶりの決勝進出を決めていた。決勝は今大会で初めて自身より世界ランクの高い選手との対戦だった。

 今年の全豪オープン(メルボルン)は12日に本戦が開幕。前哨戦では初めて決勝に進出したという大坂だったが、19、21年に次ぐ3度目の全豪制覇へコンディションが心配される。

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